ソルトバーンとは、実際にイギリスにある地名。そこで本当にロケをしたかはわからないけれど、Googleマップで見る限りは本当に田舎町。
オックスフォード大学に入ったものの、友達ができずに悩んでいた主人公オリー。まわりはみんなパリピで、つるめるのといえばオタク気質の男だけ。
しかしひょんなきっかけから、オリーはそのパリピたちに仲間入りするようになる。
(実際にオックスフォードはこんな感じなのかっていうのは、かなり気になるところ)
ポン・ジュノの映画みたい。
え? そっから始まってたの? っていう恐ろしい話。
はじめはなんだかオリーが哀れだったのだけれど、途中からかなり印象が変わる。
カラオケでペット・ショップ・ボーイズの「RENT」を歌わされるあたりからだろうか。少しずつ立場が反転していく。
この歌はとても象徴的で、金持ちが金持ちであるためには、誰かに施し、誰かを見下すことによってしか、金持ちのアイデンティティを保てない、その自尊心を示唆している。
振り返ってみれば、誰一人としてまともな人がいない。
でも、映画としてはめちゃめちゃおもしろい！
