芹沢由紀子

雪山の絆の芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

雪山の絆(2023年製作の映画)
4.1
ネットフリックスで鑑賞。
尊い作品。
50年くらい前に起こったウルグアイの軍航空機が、チリのアンデス山脈に墜落した事故のお話。
犠牲になった人の肉を食して2か月間極寒の地を生き抜いて生還した29人の生存者。
どうして彼らは生存できたのか、克明に描かれている感動巨編です。

語り手の目線がとても真摯で温かく、とても誠実でグッとくる。
サバイバルアクション巨編として楽しむこともできるけど、今でも家族やご本人がご存命なので、あくまでノンフィクションとしてみました。

乗組員は名門大学のラグビーチームの若者が中心なので、体力的にもタフ。チームワーク。頭脳明晰。いろんなラッキーが重なっっていたからこその奇跡だったのだと知り、自分が雪山遭難した際には何の知恵袋にもならないのだけど、それでも人として尊厳をさいごまで大事にしたいと思えました。
芹沢由紀子

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