この主人公、ずっとジョーダン•ピールっぽいなぁと思っていたんだけど(ジョーダン•ピールは両親が離婚後、白人の母に育てられ、周りは白人ばかりで“黒人らしい”環境ではなかった)、そのジョーダン•ピールがゲットアウトでラストを今のように改変したことを思うと、今作であの“おバカ白人プロデューサー”が絶賛した“ラスト”の、あまりのことに、絶望を感じたよね…
最近観終わったドナルド•グローヴァー版のMr.&Mrs.スミスもそうだったけど、ちょっとした会話劇でそれぞれの関係性の変化や親しみなど色々なことを示唆する脚本と演技が素晴らしいし、なにより中年、高年、ゲイの人たちの恋愛もきっちり入っていてとても良かった。特に結婚式の日は朝のドタバタから式の多幸感から夜のダンス、兄弟の絆までずっと良かった。
