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羊たちの沈黙のmemmmiiiのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
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ものすごく久しぶりに見たけど、もちろんサイコサスペンスの金字塔でありその後の作品に及ぼした影響が多大である、が故に、観る人たちも多く、その影響も(無意識下のうちにでも)多大である…

今見るとあらゆる人たちに性的な目で消費され続けるクラリスが気の毒すぎるし、まぁ現状我々女性が晒されている目線もいまだにそう変わってないので余計辛い。
明らかに「うわ〜これセクハラじゃん」と分かるチルトン博士、顛末を匂わせるラストで多くの観客が「バチが当たった」と安堵するのだろうが、そんなことだけでなくただ仲良く女性の同僚とジョギングしてるだけでニヤニヤされたり、ミット打ちであらゆる男性同僚からジロジロ見られ、文字通り殴られるシーンなど、あれ日常すぎて嫌だろ。嫌です。よろしくお願いします。クラリスが男性社会のFBIでセクハラに負けず強くやっていくというメッセージなんだろうけど、チルトン博士とは違って彼らは「罰せられない」ぶん、おそらく多くの人にはメッセージが伝わっておらず、「女性をああやって扱っていい」というメッセージになりうると思う。てかなってるから、未だに同じようなことが繰り返されてるんだろ

もっと大きな影響といえば、この作品で生み出されたトランスフォビアでしょう。
トランスジェンダー=精神的に病んでて猟奇的な殺人をする
という図式を人々に定着させてしまった罪は大きい。ぜひNetflixで「トランスジェンダーとハリウッド」を見てください
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