しょうちゃん

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミーのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

3.5
2023年48本目の劇場鑑賞。
令和239本目の劇場鑑賞。

オーストラリア出身の双子の人気YouTuber、
ダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟監督の長編デビュー作品。

A24配給で全米公開されるやサプライズ・スマッシュヒットとなった話題のサスペンス・ホラー。

霊が憑依する不気味な呪物を使ってスリルを楽しむ若者たちの、
刺激を求める際限のない欲求の先に待ち受ける戦慄の恐怖を描く。

ソフィー・ワイルド演じるミアは、
SNSで話題の降霊会に参加する。
それは、
手の形をした呪物を握り“トーク・トゥ・ミー”と唱えると霊が憑依するという。
ただし、
絶対に90秒を超えて憑依させてはいけルールがあった。
ミアはチャレンジし、
これまでに体験したことのないスリルと高揚感を味わうお話し。
降霊会に参加する若者たちは、
面白半分で軽いノリで憑依体験する。
恐ろしい状況なのだが何故か盛り上がっている。
まるで薬物を使用しているかのようで快楽にも見て取れる。
その様子をスマホで撮影してSNSに拡散されていく。
SNSで世間に降霊会が知れ渡っても、
呪物がない限り誰もが簡単に憑依体験できない。
“トーク・トゥ・ミー”と唱えると霊が憑依すると書いたが、
“トーク・トゥ・ミー”だと目の前に霊が現れるだけなんで、
更に“レット・ユー・イン”と唱えることで霊が憑依する。
ミアの親友のジェイドの恋人がミアの元恋人という三角関係の設定が凄く、
何故にそういう設定にしたのかが気になる。
手を握って快楽を得るより、
握ってもらって快楽を得る方がいいかな。
手の形をした呪物は左手なんだが、
もう片方の右手もどこかにあるのかもしれないし、
続編で登場するかも知れない。
ラストは想定内ではあったが、
後味の悪い終わり方だった。
しょうちゃん

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