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毒のSSDDのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.5
◼︎概要
寝室にいる男に気を配ると小声で助けを求められる、曰く体の4分の3を覆うシーツの下、自身の腹上に毒蛇がいるという…。

◼︎感想(ネタバレなし)
17分と言う短めのショートムービー。
淡い色彩のセットが目まぐるしく場面を変え、第四の壁を超えて演者達は長回しのセリフと心中、状況を早口に捲し立て、小道具はスタッフが手渡ししたり捌けたりと演劇のような独特の手法に見入ってしまう。

話の内容が面白いというよりも、独特の技法と私が好む早口に長台詞を捲し立てる演技が非常に楽しめた。

相手の演技に合わせて一人が間を合わせてしゃべり続けたり、やりとりする餅つきのような芸は伝統芸能的な魅力を感じる。

サクッと観れるので物足りない時や口直ししたいような時にオススメですかね。










◼︎感想(ネタバレあり)
・オチ
本人以外誰も見ていない蛇の話となれば尺からもオチはそんなものはいなかったとなるのではないかと、いやまさかと勘繰っていたらそのままでした。少し残念。

・総評
シュールで豪華なコント
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