BROOK

ゴールド・ボーイのBROOKのレビュー・感想・評価

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)
4.0
鑑賞日:2024年3月9日
パンフレット:1380円


あの子は、狂ってる――!


オリジナルは中国のドラマで、かなりの再生回数だったよう…
原作もありますが、自分は全く知りませんでした(汗)

今作は原作小説の舞台を沖縄に設定し、日本リメイクという形に。
原作からどう変更されているのかは良く分からないけれど、おそらくアレンジはしてあると思う。


殺人鬼の東昇を演じた岡田さんはハマり役でした!
さらにそんな昇を脅す朝陽役の羽村さんも印象的な演技をしていました。
そういえば、羽村さんって「リボルバー・リリー」に出演していましたね。


映画は、昇が義父と義母を岬へと連れて行くシーンから始まります。

義母はこの岬でプロポーズをされたということで、昇は2人の記念写真を撮ろうとし、次々に突き落とす。

その後、昇は取り乱した様子で電話をかけ、さらには近くにいた人たちに助けを求める。


その頃、中学校の終業式が終わり、夏休みに入る朝陽。
そんな彼を尾行するのは自殺した晶の母親で…。

朝陽のところに浩と義理の妹の夏月がやって来る。
なんでも夏月が義父に襲われそうになり、刺したとかで、逃げてきたらしい。
とりあえず、母は仕事で不在のため、朝陽は浩と夏月と一緒に行動するように。


写真が好きな夏月にカメラをプレゼントする朝陽。
3人は海岸で写真を撮ることにし、朝陽が夏月を撮影しようとするも、動画を撮影していて…
岬から”何か”が落ちた映像を撮影してしまう。

その後、ニュースで東ホールディングスの会長夫妻の転落事故を知り、犯人が昇だと断定。
朝陽たちは昇に接触し、脅迫するのだが…。


あまり多くを語るとネタバレになってしまうので、この辺で…。

原作のタイトルが「悪童たち」ってことで、、、
殺人鬼の昇と朝陽たちの頭脳戦って感じでしょうか。

で、ここで重要なのが、数学のコンテストである”広中杯”で、
朝陽が優勝したのに対して、昇が銀賞だったということ…
これが絶妙な”伏線”なんだよねー。

おっと、これ以上言っちゃダメか…(笑)


展開的には、昇が追い詰められたと思ったら、今度は朝陽たちが追い詰められ…と、攻守が頻繁に交代していくので、結構ドキドキ。
そこに警察や朝陽の母と離婚している父とその奥さんやらが複雑に絡んできます。

二転三転しているものの、物語は破綻しておらず。
ま、ちょっとツッコミどころはあるんだけどね。
終盤、昇に対して、心を許し過ぎでしょ?とか。。


ここで終わりかなぁ…と思っても、結構続いたりと…
この辺りが日本アレンジなのかもしれません。

でも、一応、”決着”がつくようなラストではあったのかな???
あの終わり方、かなり好きかも!


そうそう、エンドロールが終わると、”告知”?あり…。
2or?
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