BROOK

四月になれば彼女はのBROOKのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.5
鑑賞日:2024年3月22日
パンフレット:990円


失くしたものを、見つけるために・・・


原作未読。

どうも川村元気氏原作の映像化作品は自分には合わないかもしれない…(汗)
「世界から猫が消えたなら」「億男」「百花」と観たけれど、今作も、うーん、、、といった感じでした。
自分は一体何を見せられているのか?状態かも…。


佐藤さん、長澤さん、森さんと熱演しているものの、
ボソボソと話すので、台詞が非常に聞き取り辛く…。

竹野内豊さんは少しの出演ながらも、結構インパクトのあるキャラでした。



映画は、春がボリビアのウユニ塩湖を歩くシーンから始まります。

春はかつての恋人である藤代俊こと”フジ”に手紙を書いていた。


精神科医の藤代は獣医の弥生との結婚が決まり、チャペルを見学。
だが、翌日、弥生が突如として姿を消してしまう。

連絡もつかなくなり、弥生の失踪理由も分からない藤代。

バーの店長であるタスク、弥生の妹の純、藤代の同僚医師の小泉らと話していくうちに藤代は弥生の”問い”の答えを見つけていくのだった…。

「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」


物語は過去と現在を行ったり来たりして進んで行く。

大学時代の藤代と春の出会いと関係…
そして、精神科医となった藤代と弥生の出会いと関係…

その2つが上手く繋がっていくんだけど…
この”繋がり”がなかなか上手い♪

ネタバレになるから、多くは語れないのだが、
春と弥生が”繋がる”というか。。

でも、よくよく考えると、正直…(略)
おっと、これ以上書くと辛口になってしまうので、この辺で。


とりあえず、ウユニ塩湖、プラハの街並み、アイスランドのブラックサンドビーチと、風景の切り取り方はホント素晴らしい!!

劇伴も後半になるにつれて盛り上がりました。
小林武史さんの音楽は良いなー♪


結局のところ、物語は”愛の再構築”って感じかな?


そうそう、エンドロールで流れる藤井風さんの「満ちてゆく」が非常に良い余韻を残してくれるでしょう!
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