BROOK

貴公子のBROOKのレビュー・感想・評価

貴公子(2023年製作の映画)
4.0
鑑賞日:2024年4月13日
パンフレット:900円


俺は、君の”友達”(チング)だ――!


「THE WITCH/魔女」のパク・フンジョン監督最新作ときたら、
これはなんでかんで劇場で鑑賞しなくちゃねー!

ということで、CS衛星劇場さんのキャンペーンで当選したムビチケカードを使い、鑑賞してきました♪


韓国映画、マジおもしれー!!
良くこんなストーリーを思いつくな…。
邦画では絶対に作ることができないかも…(汗)


キム・ソンホ演じる貴公子が主人公のマルコに接触してくるが…
その不敵な笑みがホント不気味で、ある意味怖い。
敵か、それとも味方なのか…
いやーやられたよ。

マルコを演じたカン・テジュも良かった。
貴公子とわざと対照的にしたのかもしれないけど、壊滅的に走り方がダサかった(苦笑)


映画は、拘束されている貴公子がそれを解き、反撃に転じるシーンから始まります。

瞬く間に男たちを血祭りにあげ、さらに後からやって来た元締めと思われる男と手下も倒す。


フィリピンのアンダーグラウンドで、ボクシングの試合に出て日銭を稼ぐマルコ。
韓国とフィリピンの混血”コピノ”と蔑まれ、病気の母を看病していた。

父親を捜すべく、孤児院のキム先生にお金を渡して依頼。

そんな中、宝石店への侵入を持ちかけられたマルコだったが、それが罠だと判明し、窮地に陥る。
だが、道路に飛び出したところをユンジュの運転する車にぶつかり、病院で検査を受けることに。

怪我は大したことなく、示談金を受け取ったマルコに父親が見つかったとの知らせが…。


父親は病気のため、代理人の弁護士がやって来て、パスポートを用意。
マルコはすぐに韓国に行くことになるが、飛行機の中で貴公子が”忠告”を。


韓国の到着し、父親のもとへ向かおうとするが、貴公子の運転するがマルコの乗る車に接近してくるのだった…。


これねぇ…
ちょっとネタバレ厳禁な作品ですねー。

ちょこっと語るとしたら、マルコが財閥の末息子で、兄のハンが父親の”遺言書”を無効にするために計画した…!?

父親の後妻とその娘のガヨンのことも絡んできたりと…!?

ま、これも多くを語れないんだけど…(笑)


とりあえず、カーチェイス、銃撃戦、格闘戦はどれもが素晴らしいクオリティで、この辺りはさすが韓国映画だけはある!!
ほんと痺れまくりでした!!!

ちょっとした”笑い”の織り交ぜてあったりと♪
貴公子がターミネーターのよう!


途中までの予想としては、父親がマルコのために貴公子を手配したと思っていたんだけど…
えー!!?!?な展開となって、ビックリでした。

結局のところ、貴公子の掌の上って感じかなぁ…。
キム先生も…(略)
これは観てのお楽しみ♪


そして、きちんとした”オチ”も用意してあって、、、
これは笑った笑った!


パク・フンジョン監督は「THE WITCH/魔女」のユニバース化も良いのだけど、
今作も是非とも続編を作って欲しいところ。
BROOK

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