時系列組み換えというよりはオープニングに謎を散りばめたスパイ映画。
予告編にて歴史の裏スパイノワールと宣伝されてた本作を見に行ってみた。
まず本作は日中戦争下の中国を舞台にしたスパイものになっており、時代によって変化していく情勢下での彼らの変化を見ていく作品になっている。
だがしかしスパイものにしてはいかんせん登場人物の立ち位置や役職がほぼ説明されないため予習必須なのが困る、最近記憶に新しいチャンイーモウ"崖上のスパイ"もそうだったがマジで裏切りとかあっても何が起こってんのかわかんない。そこらへんしっかり描いてくれるだけでめちゃくちゃ見やすくなるんじゃないか。
それとノワールと宣伝されてたわりには、ファムファタールっぽい人物が早々に退場する仕様は如何なものか。死んだ理由というか使い方は意味あるけどうーむな読了感。
あとオープニングの謎ショットがラスト付近でめちゃくちゃ回収される仕様が最近記憶に新しい"オッペンハイマー"より誇張されててそこはまあまあ良い。だがしかし映画としてやはり説明不足すぎる感想しかでてこないぞ本作。
