てる

ゲキ×シネ「天號星」のてるのレビュー・感想・評価

ゲキ×シネ「天號星」(2024年製作の映画)
4.2

劇団☆新感線の作品は本当に裏切らない。毎回、高いクオリティーで見せてくれる。

今回は早乙女太一が主役でした。最初から最後まで走り続け、最初から最後までずっと殺陣をしていました。正直、芝居はそこまで上手くはない。上手くはないが、今回、だいぶ頑張った! カッコ良かった! 頑張って2役を演じていた。頑張ってやり抜いたね。
早乙女太一って殺陣をやっているイメージしかなくて、芝居の面では中々注目されていない。でも、今回は主役というのもあって、殺陣だけではなく、芝居でも目立たなくてはいけない。まだまだもどかしい部分はあるけど、今、俳優として努力している彼を見ていると、こちらも頑張らねば、励まされる。

今回は早乙女太一を始め、若いキャストが頑張っていた。
早乙女友貴もお兄ちゃんと一緒で殺陣が凄い。お顔もキレイ。この兄弟、本当に顔が似ている。化粧した顔が似すぎていて、そういう設定なのかと疑ってしまった。
芝居がいまいちなのもお兄ちゃんと一緒。同じ舞台に立たず、別の道を歩んだ方がいいと思う。やはり兄弟で同じ舞台に立つと比べられてしまうし、それに、お兄ちゃんの名前が売れすぎているから、どうしても2番手になってしまう。別の方向でもう一皮剥けてほしいところだ。

ヒロインの山本千尋も良かった。美人な上に殺陣が上手すぎる。彼女の殺陣は、女子とは思えないほど迫力があった。
顔がやや大きいが、それは舞台映えする。彼女は映像ではなく、舞台の方で今後も活躍していくのだろう。期待の俳優だ。

そして、久保史緒里。全くノーマークだったこの子。お芝居も歌もまあまあなこの子。でも、とにかく花があった。とにかく可憐だった。さすが乃木坂46。ビジュアルは群を抜いて、優れている。
この子のラジオを何度か聞いてみようと試みているのだが、いつも途中で諦めてしまう。細い声でボソボソ話すし、テンションが一定なのは良い点なのだが、私にはどうにも合わない。
でも、この作品を観て見る目が変わった。ハキハキ話せるんじゃん。
またラジオにチャレンジしてみようかな。
てる

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