ヒューマントラストシネマ渋谷、未体験ゾーンの映画たち企画で鑑賞。
吐瀉系ゾンビホラーという触れ込みだったけど、パラサイト系SF味が強いアルゼンチン映画。
B級特有の雑な感じはあまりなく、映像もキレイ。
しかし、妙に叙情的なカットが多く、テンポが削がれている印象を受けた。
「プッシーケーキ」のメンバーもそれぞれキャラ立ちしてたけど、トラウマ設定の活かし方がイマイチ。
牛乳みたいな吐瀉物がレイプのメタファーで、プッシーが不条理な暴力に打ち克つってことなのかもしれないけど、消化しきれていない感じ。
プレデターみたいなアイツも、もうちょっと説明が欲しかった。
博士の息子が変異したものなのかと思ったら違ったし。
いろいろ惜しいところはあるけど、きれいな画作りはよかった。
あと、プッシーケーキの曲は普通にかっこよかったので、変な宇宙生物さえ来なけりゃメジャーデビューを勝ち取ってたかも。
ただ、その時は名称変更余儀なしだっただろうけど~。