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コンテイジョンのWMのレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.0
「コウモリとブタが不幸な出会いをしたのね……」

久し振りの映画( ノД`)…
初見だと思ってたけど、前に観たことがありました。笑
ハラハラするスリラー映画です!

感染症の発生を時系列で追っていく形なのですが、最初が2日目から始まるところが良いですね。
あとから伏線が効いてくるので見終わったあとになるほど、となりました。

怖いですね、感染症。
インフルエンザとか知識や対策がなければこんな簡単に人口は減っちゃうんだな、と。

本作は決まった主人公はいなくて、様々な視点から観る群像劇な感じです。場面転換が多くて追いかけるのが大変でしたけど、入り込んじゃうとあっという間です。
重要人物(?)の1人マット・デイモン!今回はスパイでもオーシャンの仲間でもなく、ただの一般人です。
家族を守りたくても為す術無しで、市民代表として感情移入してしまいました。
ローレンス・フィッシュバーンは組織の上司ですけど、翻弄される様や私人としての行動など、人間味溢れる良いお芝居でした。
そしてジュード・ロウ!役柄とはいえ、なんて憎たらしいのか(。>д<)
他にもマリオン・コティヤール、グウィネス・パルトローやケイト・ウィンスレットなど様々な役柄を通して人間模様が観られるのが映画の良いところですね。

この映画にはヒーローがいなくて、アクションもなく、爽快感はありません。
真綿で首を絞められるように少しずつ心が追い詰められていくような、ホラー映画に近い印象でした。
わりと好きな映画です(о´∀`о)笑

不幸な出会いというけれど、誰にとって不幸だったのか。そして出会わせてしまったのは誰なのか。考えさせられる映画です。
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