このレビューはネタバレを含みます
この予測不能の展開とスリル！
時間が経つのも忘れて画面に釘付け。無駄のないスマートな印象の作品でした。
だがしかし、ちょっと無駄を省きすぎたというか、物足りなさが残ってしまったのが正直なところ。
丸腰の主人公vsスナイパー…
圧倒的不利な状況に置かれた主人公が、売店の商品、計量器、車などといったガソリンスタンドという地の利を活かして如何にして立ち向かうのかを観たかったのですが、なかなか期待値を超えてくれないまま最後まで行っちゃいました。最初の方で商品棚を盾に移動するところで結構ワクワクしたんですけどねー。ここがピークでした。。
一番ガッカリだったのが、スナイパーがわざわざガソリンスタンドに出向いてきて接近戦になるとこですかね。。遠方の敵にどう打ち勝つのかが観たかったのに、、こっち来るなよー泣
社会問題がどうのこうのみたいな難しいこと言わず、エンターテイメントに振り切って欲しかった。
文句垂れてますが最初に書いたとおり、スリル満点でずっとクライマックスみたいな映画で観て得しました。
主人公が初っぱなから大ケガを負わされるとことか、中盤に犯人っぽいやつが乗り込んで来るとことか興味を持続させるための工夫はふんだんに散りばめられてました。
なんといってもタイトル出るとこがカッコよすぎてずっと頭に残ってます。ここだけで観て良かったと思える。
📖パンフレットの感想📖
600円のコンパクトサイズ。監督インタビューと高橋諭治のコラム(ガソリンスタンド映画の系譜が面白い)あり。
表紙の紅く煌めくガソリンスタンドがイカす！日本公開版のポスターもこんな感じにしてほしかったな～。
