このレビューはネタバレを含みます
ちょうどいい時間にあったから見に来たけど不安が凄い。
マーダーミステリー自体は1回だけプレイしたことがある。
うーん、酷い。酷いというか心の底から微妙。
台本なし、展開の知るよしなし。セッションの様子をどうぞ。なのは分かる。言いたいこともわかる。
でもそのせいで全体的にずっと気まずい。
これなら「セッションしてる俳優がRPパートを演技する」方が良かった気もする。それはそれでムズいか。ムズいね。取扱いが。
いやね、これをマーダーミステリーやってると思って見てるYouTubeの動画配信だと面白くはあるんだけど、それを演技した映画とするにはちょっと…かも。
TRPG・ボードゲーム系を取り扱うんだったら、完全アドリブじゃなくしても良かったのでは…?
リアルタイムじゃなくてリプレイの方が良かったというか。緊迫感はあった、のかな。役者さんにはあっただろうけどね。
マーダーミステリーの進め方だなって知らなかったら意味わからん証拠の出し方してると思わないか?
既プレイヤーだから「会議ってこう進行するよな〜」だったけど。みんながタイミングを読んで言いたいことを言う。それがマーダーミステリー。
まぁ話の流れはめちゃくちゃマーダーミステリーだったね。序盤の情報の少ないやつが怪しくなっていく。話の内容としては王道できちんと筋の通ってる方のマダミスシナリオじゃないかな?
初乃役の人がずっと笑っちゃってんの、可愛いけど、いいのか?特に最初の殺人のあと。
ホステスって設定だから多少ふわふわしてても可愛いのがいいね。可愛いよ。
話に追い付けてないというかシリアスだし難しいし相手の演技は逼迫してるしで、プレイヤーとして笑っちゃうのはわかる。プレイヤーとしては可愛いけど。キャストとしてはどう?大丈夫?
あと台本ないから「それは医学的根拠があるで医者!」とか「治療に使うでEDU18!」みたいになってたの、やや可哀想だった。知識いる系はやめてやれよ。せめて事前知識と言い訳くらいは入れといてやってくれ。
なんか医者役だけ異様に音声悪くなかった?
あとカメラワークが人の顔しか映さないしなんかやけに揺れてるしで異様に気がちった。
これについてはかなり前方の席で見たからかも。
カメラの前通っちゃうのもアドリブあるあるなのかもなんだけど、映画としての映像作品が見たいんだよなあ。リアルタイムと映像作品の相性は微妙なのかも。
証拠ガバガバ、伏線ガバガバ、進行時にプレイヤー自身がそのことを知る。言い訳で凌いで吊られる前に真実を見つけるみたいなノリを観客が理解してないと厳しい話だった。理解してても厳しいノリだったけど。
解決後のみんなで話すパート、あれだけは良かった。あれが醍醐味だよなぁー!そこだけは見る価値あった。あれのために我慢したと言ってもいい。
でも最後に八嶋さんの年代設定の悪口で切ったのは何?悪意?