吉田ジャスティスカツヲ

ARGYLLE/アーガイルの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
5.0
段々とマシューヴォーン監督の傾向が定まってきましたね。
ヒットガールといい、若いエグゼビア教授、メガネのコリンファース👓🌂
そして本作の…………ソコは伏せますが、共通して【一見して、あなたが言うほど凄いヒトには見えないのに、動きだしたら実はマジ】を撮る名手なのかもしれません🤔


しかも今回”スパイ”が題材なので、絶対に楽しませてくれると思っていたのですが、その予想を嬉しい方向に裏切ってくれる痛快作に仕上がりましたよ。
入れ子構造を採用したことで実現した豪華キャストも、常に遊び心ある使われ方をしていて見ているだけで楽しくなります。

主人公がまったく冒険慣れしていないところが、まずイイですね。
諜報小説のプロでも本物の諜報活動に巻き込まれるとアタフタするのはお約束。
一方で【彼女を救うスパイの頼りなさげで、頼りになるキャラ性】も楽しいです。

そして中盤で明かされる【ある秘密の配置が絶妙で】それまで見てきたものや、その後に見るものが新鮮に思えてくるので、主人公と私の状況把握力が試されるのです🤯

『キングスマン』シリーズとは、似ているようで全く異なる面白さでしたよ。
物語の構成上、続編は望まれませんがしかし【リンクする】ことはあるかもしれません😌