HicK

シュレック フォーエバーのHicKのレビュー・感想・評価

シュレック フォーエバー(2010年製作の映画)
3.5
《別バージョンな楽しさ》

【今回のシュレックさん】
シュレックは変わり映えのしない現在に不満。もう一度自由な生活を満喫するため、1日だけ過去に戻してくれるというランプルスティルスキンと契約。だが、彼の思惑を知り、悪だくみを阻止するため過去の仲間たちともう一度ゼロから関係を深め、戦いに挑むというお話。

【マルチバース的な】
過去に戻り、今までの仲間たちと出会う所からやり直すという展開は別バージョンの楽しさがあった。全員が「もしシュレックと出会っていなかったら」という設定のもと登場するので、それぞれの背景が正史と違っていて面白い。特にネコ 笑。

マンネリ化してたフィオナとの関係。もう一度どうやって恋に発展させるかもキーとなっていて、クライマックスにはホッコリした。

【その他】
・シュレックが最高潮の場面で流れる「♪Top of the World」が良かった。

・ただ、1作目と同じことをやってるような感覚は少しあったり。

・そもそも完結作なのに"現在"の物語ではなく、実質シュレック以外の(現在に生きている)仲間は誰も関与していない話っていうのが、個人的には少し物足りない。

【総括】
プロットはマルチバース的な面白さがあった。ただ、シュレック1人がタイムトラベルで奮闘する話なので完結作としてはもっと違う大団円が見たかったかなぁ。

シュレックは「2」が1番好き。
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