みちろう

めまいのみちろうのネタバレレビュー・内容・結末

めまい(1958年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコック2作目
「北北西〜」が微妙だったからあまり期待してなかったけどこれは面白かった!
事件を追う系のサスペンス映画って羊たちの沈黙みたいに解決のためにひたすら謎を解くって印象があったけど、この映画はサスペンスからラブストーリーに段々変わっていく予想外の展開をしていた。物語を通して見終わった後も考察したくなるギミックが奥深い。ヒロインめっちゃ綺麗でジェームズスチュアートの演技も面白みがあった。今の時代では恐らく見られないアートだと思う。映画の三分の一を占めてたサンフランシスコをドライブするシーンが映画の風景を眺めるのが好きな自分にはピッタリ!
高所恐怖症の撮り方もそうだけどOPと夢に出てきたサイケデリック風のアニメーション?や終盤主人公がヒロインの幻覚を見る所のカメラワークが中々印象的。
ただ慣れないのが所々重要な場面が無視出来ないほど雑だったこと。そんな落ち方する?出会ってすぐキスするじゃん?待って事件の真相もっかい教えて?等々、、時代のギャップかもしれないけど平成生まれにはツッコまずにはいられなかった…
とりあえず北北西でヒッチコック見るのやめようと思ったけどめまいのお陰でもっと挑戦しようと思った。感謝!
みちろう

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