さよこ

ブリンダーヴァナム 恋の輪舞のさよこのレビュー・感想・評価

4.3
【インドでは2010年に公開。NTRが若い👶】
RRRのビーム役だったNTR目当てで鑑賞✌

🚌全体の感想
これぞインド映画!アクションシーンがどれも非常識な動きでとても良い(褒めてます☺️)

🚌好きな演出
おとなしい性格のブーミが劇中のダンスシーンだけは、はつらつと元気に踊っているのがとても良かった。普段は親からの抑圧で静かだけど、素の彼女はこんなにエネルギッシュな一面があるんですよというメッセージ性を感じる。インド映画の踊りは台詞よりも雄弁。あと、劇中のダンスシーンは一曲丸っと流れるので贅沢なMVを観てるような気持ちになれて満足度が高い。

🚌前半
主人公があの手この手で一家たちの絆を紡いでいく様子はとても爽快だった。一家の仲を取り持つために、家族の弱みを握ったり、優しく共感したり、外堀りを固めたり…めちゃ策士。推進力のある人って自分のプライドは二の次、三の次って感じで、目的のためなら自分を悪く見せれるのが格好良い。さすが経営者の息子って感じ。

🚌後半
後半は恋愛関係がメインになって、だいぶコメディ色が強くなる。前半と後半でそれぞれ一本の映画として十分成立するので、なんて贅沢なインド映画だと思った。それにしても彼女さん、性格良すぎるだろ…ライバルの女子同士がなんやかんやでお互いのことを大事に想ってるのもポイント高い。良き。

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⚠️この先、ネタバレあります⚠️
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🚌好きなシーン
主人公が「ほら、よく見ろ。あいつら労働をしてるからあんなに自信があるんだ」と無職のおじさんに伝えるシーン。この家の居心地の良さと悪さは、自分たちが誰の役にも立ってないことから成り立つという本質をニコニコしながらついていて、とても良かった。たしかに社会への貢献は自己肯定感にも直結するよなぁなんて思った。無職のおじさんたちの"初めての労働"でみんな泣くほど喜んでて面白かった。大して難しくない作業なのに、大層な偉業を成し遂げたように威風堂堂と返ってくるおじさん'sたち。男性ならなおさら仕事とプライドは直結するかもね。それはそれとして主人公って何か仕事してたっけ…?はて…👶

🚌笑ったシーン
たぶん笑うところじゃないと思うんだけど、抵抗しない主人公をフルボッコにしたあとに誤解だったことに気付いて、血だらけでぐったりしてる主人公に向かって「立ち上がれ…!攫われた娘を連れ戻してこい!!!」て語気強めに命令してるの笑っちゃった。頼りにしてるんだろうけど主人公の扱いがガサツすぎる😂

🚌期待したシーン
主人公と粘着ニキとの対決では、主人公が「欲しいなら諦めるな」と言いながらぶん殴ってたのが印象的だった。もしかしたらこの対決でブーミの心が動くかなと思ったけど、さすがにこれまでの所業が酷すぎてそうはならなかった。粘着ニキも一途っちゃ一途だから自分本位なアプローチじゃなくて、ブーミが喜ぶことな何か?から考えたら違ってたかもね。さすがに「お腹いっぱいごはんを食べさせて、身体を作り、1ヶ月後には孕ませる」の発言は下衆すぎてドン引きした。家畜みたいな扱いじゃん。気持ち悪すぎる。ほんとにブーミのこと好きなのか?好きの感情を取り違えてないか?

🚌雑記
・息子を溺愛してるパパが良い
・億万長者の設定がのちにきいてくる
・『ザ・フェイス』にも出てきた端役たち
・親友の彼氏に告白するの最悪すぎる
・彼氏を紹介したくない女友だちNo.1
・ブーミは恩を仇で返す感じになっちゃってる
・インドに殺人罪はないのかな…
・本当の両親の目の前でフルボッコはつらい
さよこ

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