（私にとって）とっても楽しい映画。
松尾スズキ演じる精神科医・伊良部と三人の患者の映画。
三人とは、
・市川実和子演じる気弱なルポライター
・オダギリジョー演じる弱気な若手社員
・田辺誠一演じる自己中心的な課長（？）
★ネタバレ注意！
外出時の火の不安は誰でも経験があるが、勃起がつづくのは珍しい。プール依存症も珍しい。とりあえず２人は治り、課長は（？）。
狂人の伊良部が楽しい。無愛想な看護婦のマユミとのやりとりが楽しい。三谷昇氏も出てるし、いろいろ楽しい。もちろん、三木聰映画の常連のあの２人も出ている。
病気が治るので満足感がある。
だから良い映画。
なぜ彼は弱気なのか？ ついに爆発してスッキリするのだ。そして何故か伊良部が迎えに来るのだ。主治医だからか。
そうだ、田辺は三谷昇の患者であって、松尾スズキ（伊良部）の患者じゃなかった。勘違い、勘違い。五年くらい観てない。今まで５回は観た映画だが、何度も観たい映画だ。
最後に余談。患者によって診療室の絵が変えてある（コメンタリーで知るまで気付かなかった）。
