バズラーマン監督の『ムーランルージュ』が人生ベストムービーな私。
ようやくこれが見れました。
ロートレック。
前述作品ではジョンレグイザモが演じている画家の半生が描かれています。
ムーランルージュのシーンでは室内のオーケストラ団のいる場所とか 屋内の鏡の位置とか お!これをラーマン監督は意識したのか?!と興奮。
トゥールーズは 『ムーランルージュ』であの愛を伝える大名言を言う登場人物。
“The greatest thing you'll ever learn is just to love and be loved in return.”
本作は トゥールーズが愛に飢え、愛を乞い、愛に裏切られ、愛を避け、愛に泣いているように思えました。
そんな彼の人生をわかっているからこそ、バズラーマンは『ムーランルージュ』で彼にあんな素敵な台詞を言わせたのかなあ?と考えました。
ドラマ『1リットルの涙』が、恋愛ができなかった娘に させてあげたいと母の思いを叶えた物語のように。
ロートレックの ショックを受けた悲しみを素直に表現できず、お酒に溺れるか、怒りをぶつけるか、のいたいけな演技が素晴らしく胸に突き刺さりました。
そして 現れる女性たちの華やかさ。
私が『ムーランルージュ』が好きだから惹かれるのか『ムーランルージュ』以前に華やかな踊り子やムーランルージュの雰囲気が好きなのか、どちらかわからないけれど ずっと映像に魅せられていました。
切なく 良かったです。
ラストシーンの音楽チョイスも これをバズラーマン監督はオマージュしたんだな、と分かり胸熱。
バズラーマン監督の『ムーランルージュ』が本当に本当に本気で好きな人ならば必見の映画だと思います!