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ルーツ 岩と雲の先へ
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『ルーツ 岩と雲の先へ』に投稿された感想・評価

Omizu
3.7
【第74回ベルリン映画祭 ジェネレーション部門スペシャル・メンション】
ペルーのフランコ・ガルシア・ベチェッラ監督作品。ベルリン映画祭ジェネレーション部門に出品、スペシャル・メンションを受賞した作品。

良い映画だった。ジェネレーション部門に出品されたのも納得の子ども映画。大企業によって環境汚染が進む先住民地域で生きる少年を描いた作品。

サッカーが大好きなフェリシアーノ、彼の純朴な心が美しい風景とともに描かれる。環境汚染というのもテーマになっており、両方が錯綜するラストに集約される語り口がいい。

子どもの純粋な想いがピュアに描かれている。彼が可愛がるアルパカと犬の存在感もいい。迫害される先住民の抵抗を描いた社会派ドラマとも言える。

ただ、ラストは少し弱い。言いたいことは単純明快でよく分かるのだが、先住民たちのアップを多用するのは少し安易ではないかと思った。

概ねいい映画だとは思うが、結末に向けてもっとうねりというかダイナミズムが欲しかったところ。ペルーの美しい風景を観ているだけで気持ちが良い。日本公開しても受けそうな一作だと思った。TIFFのユース部門とかに来そうな予感。
[ペルー、親友のアルパカを探して] 70点

フランコ・ガルシア・ビセラ長編二作目。8歳の少年フェリシアーノはアンデス山脈の麓にある小さな村でアルパカの面倒を見て生活していた。両親は別の仕事があるようで、数十頭のアルパカを彼と老犬ランボーと共に放牧して世話していた。サッカー大好きなフェリシアーノ少年は、ちょうど開催されている2018年FIFAワールドカップ出場をかけたペルー代表チームのことが気になっているが、いかんせん田舎なのでラジオは繋がりにくく情報も遅い。彼らの生活圏の側には鉱山があり、鉱毒など危険の要素満載なので、両親はフェリシアーノに湖や鉱山へ近付くのを固く禁止する。大人たちは寂れた村の土地を守ろうと躍起になっているが、それも時間の問題である。どちらが先かは不明瞭だが、小学校は閉鎖されており、子供のいる家族は恐らく都市部へと引っ越していったのか、フェリシアーノ少年には同年代の友人がほぼいない。村と外部の仲介をするグリマルドという嫌われ者の息子が、時々村に来るとき一緒にサッカーをするくらいだ。なので彼はずっとアルパカの世話をしている。山に囲まれた厳しくも美しい自然の中で、老犬ランボーやお気に入りの若アルパカのロナウドと戯れる情景は、ミン・バハドゥル・バム『Shambhala』を思いだした。意外と山がそこまで高くないのと、自然は豊かなのでそこまで圧迫感がないのが違いか。基本的に鉱毒は地下から出てくるものなので、空は見えてる必要があるのだろう。また、"Auki Tayta"という民間伝承に登場する"見たものを全て喰らい尽くす怪物"の物語と絡ませることで、リャマ飼い少女を描いたペルー映画『Kukuli』にも通じるものがあった。海外レビューで、子供視点・大企業による環境破壊活動・動物との"交流"を理由に濱口竜介『悪は存在しない』と関連付けてるものがあり面白かった。あんな物騒なチョークスリーパー映画ではありません。
@沖縄環太平洋国際映画祭