ビターチョコ

マラソン マンのビターチョコのレビュー・感想・評価

マラソン マン(1976年製作の映画)
4.0
1976年の映画。
ダスティン・ホフマン主演。
ずいぶん前にTV放送で観て、なぜかすごく気に入った映画。

あらすじ
平凡な若い大学生が、犯罪に巻き込まれた!


余談
日本語吹き替えで観た。
録画したのを何度も観た。
当時、私は大学生だった。
ホフマン演じる主人公の吹き替えが野沢那智だった。
「無事なのかね?」の声は誰だったか? 調べたら早野寿郎。TVドラマ『奥さまは魔女』のラリーだ。

なぜ、原題も邦題もマラソンマン?
走る男だから? 深く考えたことがなかった。

冒頭で主人公の兄が、コップの汚さに文句を言う。どのくらい汚いかは不明だが、私はそのシーンを100回くらい回想した。何度も観た映画だから、何もかもが懐かしい。そして、コップの汚さを(今でも)知りたいのだ。すごく、どうでもいいことなんだけど。

ネタバレ注意!

主人公が走る。犯罪に巻き込まれる前からの、いつもの場所だろう。何百回もぐるぐる走った、見知った場所だろう。で、あるものを投げる! そこに私はカタルシスを感じた(懐かしい……)。

■追記(2023年、10月9日)
なぜこの映画が特に気に入ったのだろう。主人公には生きる目的が特にないように思った。それに容姿に恵まれていない。そんなこんなが私も同じ気がするから、共感して好きになったのだと思う。
他に、この主人公は天邪鬼で、反骨精神がある。ヘタレで、ふざけたこともするが、真面目なのだ。
それに映画全体が地味で、ふつう人たちの日常で、変に誇張されたりしていないのも良かった。