ペンソー

シャイニングのペンソーのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
3.8
S・キング原作、S・キューブリック監督作品として有名な本作、まもなく続編である"Doctor Sleep"が公開されるということで、どういった物語なのかと鑑賞。

まずは"レディプレイヤー1"で完全再現されていたエレベーターの血の海と双子のオリジナルのシーンを観ることができた。
これほど有名な作品ながら未鑑賞のままで再現シーンを先に観てしまったのは失敗だと思ったけど、オリジナルの不気味さは素晴らしかった。
意味が分からないのに不気味だし、BGMも相まってなぜか不安になる演出が本作の随所には散りばめられている。

「シャイニング」という超能力はなんのために出てきたのか分からないくらいあまりフォーカスされておらず、ひたすらJ・ニコルソンがだんだんと蝕まれていき、狂気に満ちていく。
虚空との対話、「声」との対話、妻子との会話、狂気に取り憑かれていく演技がすごいなぁと感じた。

部屋に隠れた妻を殺すため、斧でドアをブチ破って隙間から顔を覗かせるあの有名なシーン、これほど有名なだけあって実際に観ると「やっと観ることができた感」で満足することができました。

迷路のような庭園での鬼ごっこ(?)、もしくは隠れんぼ(?)のシーンは緊張感があってすごくよかった。
そしてラストシーンの不可解さは解説を読むことでなんとなく納得することができた気がする。
続編となる"Doctor Sleep"はどんなストーリーになるのか楽しみです。


S・キューブリック監督作品。
S・キング原作。
J・ニコルソン主演。
息子役のD・ロイドの演技が上手すぎてビックリしました。
ペンソー

ペンソー