YAZ

放蕩娘のYAZのレビュー・感想・評価

放蕩娘(1981年製作の映画)
4.0
ジェーン・バーキンの観る
監督 ジャック・ドワイヨン

夫との関係上手くゆかずから
か鬱状態のアン。
父母が暮らす自然豊かな実家
に心の安らぎ求め戻るがの話
パパ大好きな娘とオロオロす
る父の二人芝居のような

バーキンと父ミシェル・ピコリ
超個性的な二人を見る(見せる)為に撮っ
たような不思議な演劇の様な映画の様な

構成が演劇っぽいな~思ってたら劇中で
父親自ら四幕物だと喋ってた
父との二人だけの世界を作る為に娘にと
って邪魔者を排除してゆき四幕目が娘と
父の一騎打ち的な芝居の掛け合いでそこ
に至る流れもそつなく無理なく掛け合い
はそれはそれで見入ってしまう

会話を積み上げてる映画かと思いますが
四幕目はもちろんその他も攻めるバーキ
ンと受ける相手の関係性のようで彼女の
言葉が相手に向けてるというよりも自己
に向けてるモノローグみたいに見える

演劇ほぼ観ないので違うかもしれないけ
ど舞台の台詞を舞台上の相手でなく客席
に向かって喋るのってありませんでした
っけ?まぁあんな感じ

娘と父が対峙する蜜な時間をクライマッ
クスに持ってくる計算され尽くした映画
だな~と。娘はある目的を達成したので
心も解放されたのかもしれずで

受けるピコリもさすがな存在感でやはり
二人を見る映画でそれだけで満足な映画
でありました
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