もやし

ピッチブラックのもやしのレビュー・感想・評価

ピッチブラック(2000年製作の映画)
3.9
見た映画を記録してることで日々を刻んでる気になってる哀しみ。自分が本当にしたいことは何だろう……と思わずにはいられない笑 そしてたぶんそんなものは特にないのだろう。


今作はヴィンディーゼルの出世作だそうです。これがとっても変化球で面白い! かなり強い後味のものとなっています。



惑星間移動をする宇宙船。事故により謎の惑星に不時着することに。
船が故障してしまったため、何とか対処法を探す一団だったが…

外観は3つの太陽により白夜状態の砂漠のようなところで、酸素は普通にある。常に明るい感じが何とも気持ち悪い。


まずこの船の一団が何の一団なのか知りたい笑
殺人犯ってことでヴィンディーゼルが拘束具つけられて捕まってるんだけど、特に全員が警察関係者ってわけでもないし、かといって研究者メインってのでもないし、何だこれ旅行者の一団…?笑 全然わからない笑


んでこの特殊な環境下でのヴィンディーゼルの適応能力の異様な高さよ。流石というべきか。

そしてこの白夜の惑星の暗闇には恐ろしい魔物が…
段々と、人対凶悪犯対魔物という微妙な力関係の様相を呈してくる。

でこういう極限状態って、自分の本当の性格が出るというか、肩書きなど消失し、人間性が問われる瞬間が幾度も出てくる。
そして一つの判断がとても大きな変化をもたらす。
突き詰めると映画としては「ミスト」に結構近いんじゃないかなと思いました。


大いなる決断とそれがもたらす結果に図らずも心打たれてしまいました。

人の精神ってほんと奥深いんだなあ。



あ、たぶん平均スコアが低い理由は絵面の地味さとテンポの悪さと設定の説明不足の多さ辺りだと思います!笑
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