アンダーソン君のことが大大大大大好きな100人のスミスたちを千切っては投げ千切っては投げ、切った張ったで獅子奮迅の救世主ネオが大暴れ！
ワサワサ湧いて出てくる無限スミスをひたすらステゴロや鉄パイプでぶん殴り続けるネオを見ていると、ベルトスクロールアクションで雑魚どもをステゴロや鉄パイプでタコ殴りに粛清したスーファミの日々を思い出してホッコリしました。
でも正直アクションシーン以外眠くなってもうた。
物語を進める会話パートが、オシャレSFによくある比喩と禅問答でさっぱり話が見えてこないし、思わせぶりムーブがまどろっこしい。
まあ、私の思考回路が話に追いついてないのは認める。
あと盛りのついたネオとトリニティのイチャラブ要素が勢力を増して、別にそういうのは求めてないんやが…って感じでした。
気心知れた数少ない同志が集うはずの狭い船内でこんなイチャコラされたら故サイファーだってそりゃあ一言言いたくなりますわ。
ネブサーの姫やめてください。
イチャラブしないと救世できねえってのか？
スタイリッシュなセカイ系SFアクションが当たって続編が作られると、どうも中二感が増すわよね。
この世の真実が明かされた一作目の衝撃を引き継ぐために拡大したスケールのでかさで出てきたザイオン組織図なのだろうけど、なーんかメンドい権威政治って感じで、ストーリー自体はありがちな汗臭いレジスタンスものに纏まってしまったように思う。
カッコ良さが中二病を凌駕するとめっちゃ楽しめるんやが、今作はちょっとくたびれちゃったわね。
午前十時の映画祭で三部作やるというから楽しみにしてたけど、レボリューションズは別にアマプラで良いかなあ…
【気になった点】
・大人の事情でタンクを殺すのはやめてください。
・ザイオンにコーカソイドがものすごく少ない気がするけど、何か意図があっての設定なのかね？
・ネオやモーフィアスのロングコートは、スタイリッシュファッションというよりも修道士服を彷彿とさせた。
