『かまいたちの夜』で確かにスパイ編ルート入ったのに、終わってみたらOの喜劇編だった、みたいな映画だった🙄
冒頭の鉄道バトルにワクワク感煽られるものの、トイレ待機のあたりからネタへのしつこさが否めず。
序盤からすでに世界観に胡散臭さが漂うが、その原因が判明する中盤の大ネタ明かしまでは良かった。
で、そこから終盤にかけて再観賞必須なあれやこれやでノンストップ手のひらクルクルなんだけど、
往年のスパイ映画たちへのオマージュなのか、パロディなのか、
【以下ネタバレあり】
展開に2人の「ザ・愛！」を過剰に押し出してきて暑苦しいったらありゃしない。
バカップルだから尚更つらい。
もはや愛そのものをパロって茶化しに来てるような…。
カラフルスモークの殺陣に至ってはもう醜悪すぎて見てられなかった。
退席したくなった。
観賞中の顔とかこんなんなってた→🤮
全体的に美しくないんだよね…
スパイのカッコよさもスタイリッシュさもエレガントさもないんだよね…
あるのはパワーとスタミナとおフザケと、中年の熟成された盲目愛。。
おかん体型のヒロインと、汗臭マッチョなヒーローで、
すげえ…こう…
なんつうか…
汗と貫禄しかねえっつうか…
おまけにファッションセンスもないよね…
もっとカイルに似合うドレスあると思いますよ
顔には合ってるのかもしれないけど体型に全然合ってないですよ
野暮ったくてダッセえもん…
スモークはじめ、終盤はバトルステージの見せ場が続いて楽しいっちゃ楽しいんだけど、
フィギュアは逆に火花出るんちゃうかと思ったし、
そもそも氷を溶かして進むわけでもない原油上でブレードスケートが可能なのか疑問だし、
つーか結局乱射してるし、
ラストバトルは「ﾃﾞﾙﾀ…ｲﾌﾟｼﾛﾝ…」とかブツブツ詠唱し出した時点でどう考えても洗脳トリガーなんだからノータイムで耳ふさげやって感じだし、
予告であれだけ全面に押し出してきた猫は大して重要な役割ないし、
CG丸出しで萎えるし、
そのサイズの猫ならリュック小さすぎる気がするし、
敵はアホばっかりだし、
熟年カップルの熱愛パワーのゴリ押しと、「わい、おもろいやろ？」とでも言いたげな演出・脚本に白けてしまった。
「どんでん返しに次ぐどんでん返し！」とか言っとりますけど、どんでん返しってのはそれまで緻密に積み上げてきた一つの世界観が一気にひっくり返るからカタルシスがあるのであって、
舌の根も乾かぬうちにクルクルクルクル立場の入れ替わるこんな脚本
私はどんでん返しが観たかったんであって、でんでん太鼓が観たかったのではないのです。
