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アリス・クリードの失踪のlunesのレビュー・感想・評価

アリス・クリードの失踪(2009年製作の映画)
3.1
二人の男が黙々と何かの準備をしている。
会話も交わさず、手際良く完璧に作業を進めている。
どうやら犯罪計画のようだ。
しかも誘拐の模様・・・。

登場人物は三人のみ。
男二人と女一人。
女はもちろんタイトルにもあるようにアリス・クリード。
彼女は二人の男に身代金目的で誘拐され、監禁される。
たったこれだけのストーリーだが、伏線と仕掛けがよく練られている。

人間心理の不安定さを巧みに利用した、スリリングな展開は見応え十分。
完璧と思われた誘拐事件に段々と綻びが見え始める様子が実にリアルだ。

個人的にはもっとデカいドンデン返しが来ると思っていたので、その分拍子抜けした部分があったが、それでも十分楽しめた。

ミステリー好きならみて損はないだろう。
牧歌的に終わるラストもなかなか悪くない。
 (2013/6/1)
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