バナバナ

陽だまりのグラウンドのバナバナのレビュー・感想・評価

陽だまりのグラウンド(2001年製作の映画)
3.8
大学を出て証券会社に勤めていたのに、スポーツ賭博に嵌った為に、身を持ち崩してしまったコナー。

元同僚から金を借りる為に、治安の悪い貧しい地区の少年野球チームのコーチをする羽目になる。
最初は仕方なく、いい加減にコーチを務めていたコナー。
しかし、子供たちの暮らしぶりを見て、
「君たちの楽しみは何だ」
「コーチやみんなと野球をすること」
…自分は恵まれていたのに甘えていたと、段々気付いていくコナー。

コナーが賭けてたのはバスケットだし、たぶん野球のルールは知らなかったのかもしれないが、
監督らしい指図は何もしていないのに、チームは徐々にまとまっていき、リーグを勝ち進んでいく。

チームの子供達が彼を受け入れたのは、コナーが白人だけど、負け犬の臭いをプンプンさせていたからだろう。
でも、やっぱり、スポ根物の王道として、チームがまとまる“きっかけ”を、もっと強く見せてもらいたかった。

ヒロインはダイアン・レイン。キアヌも彼女とそう変わらない年齢の筈だ。キアヌは父親役などした事がない人なので、子供と絡んでいるところを見られるのは、今のところ、これが最初で最後の作品。
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