ストーリーはヒット曲「SONG FOR U.S.A.」の誕生秘話的なもので、ある黒人サックス奏者の奏でるメロディーにインスパイアされたフミヤ・フジイが中心になって曲を書き始める・・という流れ。実際の作詞作曲はお馴染み売野・芹澤コンビですが、この曲を最後にこのコンビから離れメンバーオリジナルの曲をシングルで発売するようになったのはこの映画の設定も関係しているのでしょうか。
ワム!のジョージ・マイケルがPVで着てたような大きめのローマ字がプリントされたフミヤ・フジイのTシャツ、上下同色コーデで髪をかきあげる平野ノラみたいなアツコ・アサノには時代を感じますし、メンバーは単独行動が目立ち、その中で何人かが唐突に誰かと喧嘩を始めたり色々ちぐはぐで、重要な「事故」のシーンや曲の繋ぎ方が雑だったりと「TAN TAN たぬき」と比べると粗が目立ちます。