emily

ロスト・アイズのemilyのレビュー・感想・評価

ロスト・アイズ(2010年製作の映画)
3.6
失明した双子の姉の首つり死体が見つかる。妹フリアも徐々に視力を失いつつあった。姉の死に不信感を覚え調べていると、誰も見たことない恋人がいたことがわかる。そうして人影に悩まされるようになり、見えない誰かの存在に悩まされていく。そこに自身と夫との関係が明るみになる。視力を完全に失ったフリアは角膜手術を受け、包帯を取ってはいけない状態になり、介護人の助けを借りて日々を過ごすが・・・

目が見えなくなる怖さから、視力を失ったくらい世界をしっかり映像で描写されていて、見えない人物だったり、見えないことによる恐怖がすごく伝わる。
謎の人影の犯人も二転三転して、感情移入の対象も変わっていくが意外とすぐに犯人はわかりやすいです。角膜移植してから包帯の状態の、それを取りたい衝動へもっていく迫り方も面白かったですし、見えないほうが良いときに見えてしまったり、視覚をうまく操って恐怖を煽る演出が光ってました。

しかし最後に素敵なエピソードも隠されていたり、ただのホラーで終わってない、穏やかな気持ちにさせてくれます
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