子持ちのカイロレン

バージンブルースの子持ちのカイロレンのレビュー・感想・評価

バージンブルース(1974年製作の映画)
3.0
 40歳の長門裕之と、20歳の秋吉久美子。そう書くとまぁそんなもんかと思うけど、劇中の長門裕之は結構老けてて、それなのに性欲の塊で、少女みたいな秋吉久美子との組み合わせは結構キモい。その点を置いとけば、70年代の東京〜岡山県倉敷市の観光名所を巡る旅映画として、途中までゆるーく楽しめる。
 しかしオヤジの若さへの執着は激しい嫉妬に代わり、他の男といちゃつく秋吉久美子の腹に膝蹴り。酷い!出来ればベッドインは避けていただきたかったが、P活オヤジの夢物語のように話は進んでしまう。ふと思ったけど、大学時代、映研で気持ち悪い恋愛映画を撮ってた奴らがそのまま大人になって映画を撮ったら、きっとこんな映画になるんじゃないだろうか。