子持ちのカイロレン

ARGYLLE/アーガイルの子持ちのカイロレンのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.5
 ブライス・ダラス・ハワード主演で2億ドルの製作費という、マーケティングという概念を無視したとしか思えない超大作。
 ビートルズの最新曲「Now and Then」が登場人物の思い出の曲として使われる冒頭から馬鹿げてて、その後も物語のパッチワーク感、CGの質感も全く気にしないようなはちゃめちゃアクションが展開。観客を楽しませることに徹底しているのは潔いが、カラフルなガスが炸裂するアクションは「キングスマン」と被るし、スケートの銃撃戦はCGが過ぎる。結果映画は大コケで、ブライス・ダラス・ハワードに顔を靴で踏まれたいという変態だけが偏愛する映画になってしまった。今年6月にお台場で開催される爆音映画祭で上映されるようなので、刺さる人には刺さりまくってる様子。