健一

幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬の健一のレビュー・感想・評価

2.6
『Ronin、おぉ〜お Ronin。』♬

'86年、今から35年前の作品。
かなり昔にTV📺で観たが、吉田拓郎が唄う 耳に心地いいこの ゆる〜い 主題歌と武田鉄矢が浅野温子のひざの上で泣いているシーンしか覚えていない。ので今回 再鑑賞。

コレ、東宝の作品だったんですね。
天下の東宝が作った時代劇がこのレベル?
バブル全盛期に大手映画会社が手掛けた『お金はあるけど 知恵はない。』東宝の黒歴史的な作品なんじゃない?

土佐を脱藩して倒幕運動に精を出す 坂本竜馬。
海援隊(!)として土佐の浪士たちと長崎にて 黒船購入 のため商いに励む。
のちに高杉晋作 率いる長州の奇兵隊に合流し協力する・・・

って一体 何を描きたかったの?
TVドラマだったとしても 途中でチャンネル変えてる。
これが 料金を払って観る 劇映画 だなんて。
ストーリー的には いつになっても盛り上がらない。
まぁ、武田鉄矢は『金八先生』ばりに熱血の演技を見せてくれるので 最後まで鑑賞できたが、何も心に残らぬまま終わってしまった。

カミナリ様パーマの吉田拓郎、
コメディアンっぷり全開の竹中直人、
当時の 絶世の美女 浅野温子。
その他 懐かしいキャストが 続々と登場してくれるので その面では そこそこ楽しめたのだが・・・

偉人としての竜馬、アーティスト また 友人としての拓郎。
坂本竜馬、吉田拓郎を 崇拝 敬愛 尊敬している武田鉄矢。
完成した本作を観て何を感じたのだろうか?
劇中で逝った友人達に『すまんのぅ、ごめんな。』と泣き叫びながら 詫びていたが 二人にも同じ気持ちだったのでは?
吉田拓郎も 自分の演技になのか 作品に対してなのか よくわかりませんが『ひどい映画だった。』と 後に述べている。

劇場公開時のキャッチコピーは
『好きなことやらずに なにが青春じゃ!』。
青春って。 皆 いいおっさん じゃん😀。

結論。
フォークソング と 時代劇 は
合いません😭。
健一

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