ハマちゃん夫妻の不妊の悩み／スーさんの隠し子疑惑のコントラストが軸のストーリーは特に中身がないというか散漫だが、コメディとしての主演勢のテンポ良い掛け合いが練られてきた印象。特に今回は五月みどりがゲストヒロインゆえか、西田敏行もかなり歌を唄うシーンが多くていつも以上に陽気な印象だし、また厳つい印象のある三國連太郎がかなりコメディに馴染んで柔和な爺ちゃんになってきた。前作でオフィスのPCでゲームを遊ぶハマちゃんが見られたが、今作は初期型の携帯電話が登場したし、また伊豆のリゾート開発が大きな背景になっていて、当時はもうバブル末期であるが時代の雰囲気がフィルムに刻み込まれている。「ちびまる子ちゃん」の声優TARAKOがゲスト出演しているのは何なんだろう、海産物繋がりか？？
