ヒグマ!!を配信している動画配信サービス

『ヒグマ!!』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ヒグマ!!

ヒグマ!!が配信されているサービス一覧

配信サービス配信状況無料期間と料金
Prime Videoレンタル, 購入初回30日間無料 600円(税込)
今すぐ観る
U-NEXTレンタル初回31日間無料 2,189円(税込)
今すぐ観る
DMM TVレンタル初回14日間無料 550円(税込)
今すぐ観る
J:COM STREAMレンタルなし 1,100円(税込)
今すぐ観る

ヒグマ!!が配信されていないサービス一覧

FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
Hulu
Netflix
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
TSUTAYA DISCAS
music.jp

ヒグマ!!が配信されているサービス詳細

Prime Video

ヒグマ!!

Prime Videoで、『ヒグマ!!はレンタル配信中です。

配信状況無料期間と料金
レンタル, 購入
初回30日間無料 600円(税込)
今すぐ観る
月額料金無料期間見放題作品数ダウンロード同時再生可能端末数ポイント付与
600円(税込)初回30日間無料13,000作品以上可能3端末-
映画作品数
142,000作品以上
支払い方法
クレジットカード/デビットカード/キャリア決済/Amazonギフト券/PayPay/あと払い

Prime Videoの特徴

  • 業界最安値水準のコストパフォーマンス
  • 定番作品の網羅性と質の高いオリジナル作品
  • 様々なプライム会員特典が利用可能

Prime Videoに登録する方法

  1. Prime Video トップページから、30日間無料体験のバナーを押します。

  2. 「30日間の無料体験をはじめる」ボタンを押します。

  3. Amazonのアカウントをお持ちの方はログイン、お持ちでない方は「アカウントを作成」を押します。

  4. 氏名、携帯電話番号またはメールアドレス、パスワードを入力し、「次に進む」ボタンを押します。

  5. 入力した携帯電話番号またはメールアドレス宛に確認コードを受け取ります。

  6. 確認コードを入力して「アカウントの作成」ボタンを押します。

  7. 無料期間が終了した際の支払い方法としてクレジットカード情報を入力し、「カードを追加」ボタンを押します。支払い方法として携帯決済を選択することもできます。

  8. 請求先の住所、電話番号を入力して「この住所を使用」ボタンを押します。

  9. お支払い方法を確認し間違いがなければ「続行」ボタンを押します。

  10. プラン、Eメールアドレス、お支払い方法、請求先住所を最終確認し、「30日の無料体験を開始する」を押します。これでAmazon Prime Videoの登録が完了です。

Prime Videoを解約する方法

  1. Prime Video にログインした状態で、トップページからアカウントメニューを開きます。

  2. メニューをスクロールし、アカウントサービスから「お客様の会員資格と定期購読」を選択します。

  3. 「プライム会員設定」ボタンを押します。

  4. 「プライム会員情報の管理」を押し、メニューを開きます。

  5. メニューから「プライム会員情報」を選択します。

  6. 「プライム会員資格を終了する」を選択します。

  7. 画面をスクロールし、「特典と会員資格を終了」ボタンを押します。

  8. 再び画面をスクロールし、「会員資格を終了する」ボタンを押します。

  9. 再び画面をスクロールし、「特典と会員資格を終了」ボタンを押します。

  10. 解約手続きが終了すると、プライム会員資格の終了日が表示されます。終了日までは利用を継続できます。

U-NEXT

ヒグマ!!

U-NEXTで、『ヒグマ!!はレンタル配信中です。
U-NEXTでは登録時に600pt(無料トライアル)のポイントが付与されるため、ポイントを消費してお得に視聴できます。

配信状況無料期間と料金
レンタル
初回31日間無料 2,189円(税込)
今すぐ観る
月額料金無料期間見放題作品数ダウンロード同時再生可能端末数ポイント付与
2,189円(税込)初回31日間無料320,000作品以上可能4端末600pt(無料トライアル) 付与
邦画作品数
9,300作品以上
洋画作品数
9,900作品以上
支払い方法
クレジットカード/キャリア決済/楽天ペイ/AppleID決済/ギフトコード/U-NEXTカード

U-NEXTの特徴

  • 見放題作品数No.1(※GEM Partners調べ/2025年1⽉)
  • 毎月もらえる1,200円分のU-NEXTポイントで最新作品を視聴可能
  • 映像作品以外にも雑誌やマンガも利用可能
  • U-NEXTポイントを利用して映画館クーポンの発行が可能

U-NEXTに登録する方法

  1. U-NEXT トップページから、「31日間 無料体験」ボタンを押します。

  2. 「今すぐはじめる」ボタンを押します。

  3. カナ氏名、生年月日、性別、メールアドレス、パスワード、電話番号を入力し、「次へ」ボタンを押します。

  4. 入力内容を確認し、無料期間が終了した際の決済方法としてクレジットカード情報を入力し「利用開始」ボタンを押します。支払い方法として楽天ペイ、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払いを選択することもできます。

  5. これでU-NEXTの登録が完了です。続いてファミリーアカウントを追加することもできます。

U-NEXTを解約する方法

  1. U-NEXT にログインしている状態で、トップページ左上のメニューボタンを押します。

  2. メニューから「アカウント・契約」を選択します。

  3. 「契約内容の確認・解約」を選択します。

  4. 「解約手続き」を押します。

  5. 画面をスクロールして「次へ」ボタンを押します。

  6. 画面をスクロールして、「注意事項に同意する」をチェックし、「解約する」ボタンを押します。

  7. これでU-NEXTの解約手続きが完了です。

DMM TV

ヒグマ!!

DMM TVで、『ヒグマ!!はレンタル配信中です。
DMM TVでは登録時に550ptのポイントが付与されるため、ポイントを消費してお得に視聴できます。

配信状況無料期間と料金
レンタル
初回14日間無料 550円(税込)
今すぐ観る
月額料金無料期間見放題作品数ダウンロード同時再生可能端末数ポイント付与
550円(税込)初回14日間無料15,000作品以上可能1端末550pt 付与

DMM TVに登録する方法

  1. DMM TV トップページから、「まずは14日間無料体験」ボタンを押します。

  2. 「まずは14日間無料体験」ボタンを押します。

  3. DMM.comのアカウントをお持ちの方はログイン、お持ちでない方は「新規会員登録」ボタンを押します。

  4. メールアドレスとパスワードを入力し、「認証メールを送信する」ボタンを押します。

  5. 受信した「DMM:会員認証メール」の本文にあるURLを開きます。

  6. ページをスクロールし、無料期間が終了した際の支払い方法としてクレジットカード情報を入力し、「次へ」ボタンを押します。支払い方法としてキャリア決済やDMMポイントを選択することもできます。

  7. 入力内容を確認し「登録する」ボタンを押します。

  8. 「はじめる」ボタンを押します。これでDMM TVの登録が完了です。

DMM TVを解約する方法

  1. DMM TV にログインした状態で、トップページからアカウントメニューを開きます。

  2. メニューから「会員タイプ DMMプレミアム」を選択します。

  3. ページをスクロールし、「DMMプレミアムを解約する」を押します。

  4. ページをスクロールし、「解約手続きへ進む」ボタンを押します。

  5. アンケートに回答し「次へ」ボタンを押します。

  6. 続きのアンケートに回答し「次へ」ボタンを押します。

  7. 続きのアンケートに回答し「アンケートを送信して次へ」ボタンを押します。

  8. 再び画面をスクロールし、「解約手続きを完了する」ボタンを押します。

  9. これでDMM TVの解約が完了です。

J:COM STREAM

ヒグマ!!

J:COM STREAMで、『ヒグマ!!はレンタル配信中です。

配信状況無料期間と料金
レンタル
なし 1,100円(税込)
今すぐ観る
月額料金無料期間見放題作品数ダウンロード同時再生可能端末数ポイント付与
1,100円(税込)なし25,000作品以上可能1端末-

J:COM STREAMに登録する方法

  1. トップページ左上のメニューから「アカウント」「ログイン」を押します。

  2. ページ下部の「J:COM STREAM サービス内容のご案内・お申し込み」を押します。

  3. ページ中央部の「J:COMサービスをご利用でない方」を押します。

  4. メールアドレスを入力して「お申し込み」を押します。

  5. 名前、生年月日、電話番号、パスワードを入力し「上記内容に同意する」をチェックし「次に進む」を押します。

  6. SMSで届いた6桁のコードを入力し「次に進む」を押します。

  7. クレジットカード情報を入力し「確認画面へ進む」を押します。

  8. 登録内容を確認し「この内容で登録する」を押します。

  9. 登録内容を確認しページ下部の「この内容で申し込む」を押します。

J:COM STREAMを解約する方法

  1. トップページ左上のメニューから「よくあるご質問」を押します。

  2. 『「J:COM STREAM」の解約方法を教えてください。』をタップし「詳しく見る」を押します。

  3. 「オプションチャンネル 解約」を押します。

  4. ページ中央部の「マイページで手続きする」を押します。

  5. 「ログイン」を押します。

  6. 「テレビ・ネット動画」を押します。

  7. 「解約する」を押します。

  8. 「ログイン」を押します。

  9. 「同意する」を押します。

  10. 解約手続き内容を確認し、「同意する」をチェックし「申込内容確認へ」を押します。

  11. ページ下部「この内容で申し込む」を押します。

ヒグマ!!の作品紹介

ヒグマ!!のあらすじ

18歳の小山内(鈴木福)は、大学合格の通知を受け取った日に、特殊詐欺の被害に遭い多額の借金を背負った父親が自殺。進学を諦め、金策に走る彼が始めたのは、父親を追い詰めた“闇バイト”だった…。 ある日、最も高額な報酬が見込める拉致工作に参加した小山内だったが、そのバイトにはいつの間にかターゲットである若葉桜子(円井わん)の殺害&遺棄までもが追加されていた――。森の中まで運び、いよいよ殺害しようとしたその時…!!前代未聞、規格外の予測不能なストーリー展開が待ち受ける。

ヒグマ!!の監督

内藤瑛亮

原題
公式サイト
https://higuma-movie.jp/
製作年
2025年
製作国・地域
日本
上映時間
100分
ジャンル
ホラーパニック
配給会社
ナカチカピクチャーズ

『ヒグマ!!』に投稿された感想・評価

背骨
3.5
超低予算ながら、要所を押さえた堅実な作りで最後まで楽しめるモンパニ映画

鈴木福くんの顔芸とキャッチーな撮影、その裏側に社会問題が生み出す哀しみが見えてくる脚本が絶妙なバランス

笑える低予算映画でも、それを底支えする「映画を撮る力」はやっぱり必要よね
3.8
見たで。
面白い!殺人ヒグマの無慈悲な殺戮劇に鈴木福のコメディ要素がしっかりかみ合って最高。クマの登場場面の全てに怪獣味があって生物としての怖さを感じる迫力があった。全年齢対象だけど血も肉も飛び散るし人もちゃんと食われるし邦画のB級モンパニとして楽しかったです。大好き。
本作の物語は、大学合格を果たした18歳の青年・小山内が、父親の不審死と多額の借金によって進学を断念し、金策のために闇バイトへ手を染めていくところから始まります。高額報酬をうたう拉致工作に参加した彼は、仲間たちとともに一人の女性を森の奥へ連れ去りますが、そこで巨大なヒグマに遭遇。警察に助けを求めることもできない孤立無援の中、犯罪に加担した若者たちが大自然の脅威に追い詰められていくモンスターパニックです。

「闇バイトの若者たちがヒグマに襲われる」という設定は、それだけで十分に強烈です。犯罪劇とモンスターパニックという、本来交わらないはずのジャンルを見事に融合させ、社会問題を扱いながらも重苦しさ一辺倒にならない娯楽映画へと仕上げています。タイトルや宣伝ビジュアルから受ける印象はかなり軽く、血の量や笑いの差し込み方にはB級映画らしい悪趣味さも漂いますが、物語の導入は思いのほか丁寧に描かれています。

この独特なトーンを支えているのが、小山内を演じる鈴木福の存在感です。彼が本来持つ善良で親しみやすいパブリックイメージのおかげで、小山内は犯罪に加担しながらも決して冷酷な悪人には見えません。気が弱く、要領も悪く、状況の急変についていけず右往左往する姿は危なっかしいものの、その頼りなさがキャラクターの憎めなさにも直結しています。陰惨になりがちな題材において、彼の持ち合わせる明るさが作品全体の空気を適度に中和していると言えます。

対する、拉致された女性・若葉桜子を演じる円井わんは、単なる「受け身のヒロイン」に収まらない力強さを見せつけます。突発的な危機に対する判断の速さや身体性が印象的で、小山内の頼りなさとは鮮やかなコントラストを描いています。恐怖のただ中にあっても芯を失わない彼女の姿が、物語の緊張感とアクションの勢いをぐっと引き締めていました。

本作で最も評価が分かれるポイントは、間違いなくヒグマの表現でしょう。登場するヒグマは、野生動物の生態を精密にシミュレートしたものではなく、着ぐるみや特殊造形を駆使した「怪獣」に近い存在です。そのため、リアルな熊の恐怖を期待すると、どうしても作り物らしさがノイズになるかもしれません。しかし、実物がカメラの前に存在することによる確かな重量感や、俳優と物理的にぶつかり合う画面の手触りには、CGにはない特有の面白さが宿っています。ヒグマを「現実の動物」としてではなく、「森の奥から現れた未知の怪物」として受け入れられるかどうかが、本作を楽しめるかの大きな分水嶺となります。

ただ、脚本や演出には率直に言って粗さも見受けられます。社会派スリラー、モンスターパニック、スプラッタ、アクション、コメディと多岐にわたる要素を詰め込んでいるため、作品全体のトーンは決して安定していません。笑いのセンスもかなり癖が強く、うまく緊張を和らげている場面もあれば、せっかくの恐怖や切迫感を削いでしまっている場面もあります。特に後半は勢いを優先するあまり、展開の強引さが目につくところも少なくありませんでした。

それでも、現在の日本映画においては極めて珍しいアプローチのモンスターパニックを、真正面から形にした意欲は高く評価すべきです。精緻な完成度よりも、企画の突破力とジャンル映画としてのサービス精神を優先した結果、社会派犯罪劇がいつの間にか「着ぐるみヒグマが暴れ回る血まみれの冒険活劇」へと変貌を遂げている。そのいびつさも含めて、他ではなかなか味わえない強烈な個性を持った一作です。



※以下、ネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
































本作の中心に据えられているのは、「闇バイト」という犯罪行為そのもの以上に、立場の弱い人間がより大きな社会構造の中で使い捨てられていく残酷な過程です。小山内は父親を特殊詐欺で失った結果、皮肉にも自分自身が同種の犯罪組織の末端へと取り込まれていきます。被害者の家族だったはずの青年が、生活苦から加害者へと転落しかける。この絶望的な連鎖にこそ、本作が見据える現代社会の閉塞感が表れています。

闇バイトの組織構造において、指示役は常に安全圏に身を潜め、実際に手を汚す末端の若者たちにだけリスクを負わせます。小山内たちは桜子を拉致する「加害者」の立場にありますが、彼ら自身もまた上位の存在から利用され、不要になれば即座に切り捨てられる「被害者」でもあります。加害者と被害者の境界線が曖昧になるその背後で、搾取された者がさらに弱い者を傷つけることによってのみ維持される、歪んだ犯罪の構造が浮き彫りになります。

そこへ突如として侵入してくるのが、ヒグマという「人間社会の外部」です。ヒグマの圧倒的な暴力の前では、闇バイト内の序列も、金銭による支配関係も、誰が命令し誰が従うかという社会的区分も一切意味を成しません。人間が勝手に作り上げた矮小な関係性を、大自然の理不尽が容赦なく破壊していくのです。闇バイト組織が若者を「食い物」にする社会的な搾取と、ヒグマが人間を物理的に「食べる」生物的な捕食。本作は、この二つの意味での「捕食」を重ね合わせることで、社会に貪られる人間の姿を露悪的なモンスターパニックへと変換しています。

興味深いのは、ヒグマが「搾取される弱者を救う正義の使者」としては描かれていない点です。悪人だけを選んで裁くようなご都合主義はなく、人間の事情や善悪には一切頓着せずに襲いかかってきます。この「絶対的な無関心」が非常に重要です。人間社会においては、誰もが自分の立場を正当化し、責任を他者へ転嫁しようとしますが、ヒグマはそんな人間の言い訳など聞いてくれません。ヒグマの出現によって既存の序列は完全に崩壊し、後に残されるのは「目の前の死の危機に対して、己がどのような行動を選ぶか」という純粋な問いだけです。

極限状態の中で、小山内と桜子の関係性もまた変化を余儀なくされます。拉致する側とされる側として出会った二人は、ヒグマの襲撃によって「同じ危機を共有する者同士」へと立場を変えます。もちろん、だからといって小山内の加害責任が免除されるわけではありません。桜子を森へ連行し、殺害に加担しかけた事実は厳然として残ります。それでも、小山内が次第に桜子を「任務のターゲット」ではなく「一人の人間」として認識し始め、桜子もまた彼を「単純な悪人」として切り捨てることをやめる過程には、本作なりの真摯な人間ドラマが息づいています。

小山内の弱さや優柔不断さは、一般的なサバイバル映画の主人公としてはひどく頼りなく映ります。しかし、その頼りなさこそが彼の本質であり、本作の重要なテーマでもあります。彼は確固たる悪意を持って犯罪に手を染めたわけではなく、選択肢を奪われた末に流されてきたに過ぎません。とはいえ、「流されたこと」と「責任がないこと」は同義ではありません。本作は小山内を無垢な被害者として免罪するのではなく、加害者になりかけた彼が、極限状況の中で「どこで自分の行動を選び直せるのか」を厳しく問うているのです。

これは、内藤瑛亮監督が過去作から繰り返し描き続けてきた「罪を犯した若者を社会はどう見つめるべきか」という重いテーマに直結しています。『許された子どもたち』では加害少年へ向けられる社会の苛烈な視線が、『ミスミソウ』や『毒娘』では若者が暴力へと駆り立てられる背景にある家庭や集団の歪みが描かれました。本作はそれらに比べると娯楽性が前面に押し出され、明らかに軽妙なタッチとなっていますが、「加害者を生まれつきの怪物として片付けず、その背後にある環境や無数の選択の積み重ねを見つめようとする」監督の一貫した眼差しは健在です。

もっとも、本作の社会派的な側面には限界も感じられます。闇バイト、貧困、獣害問題、猟師の待遇など、多岐にわたる社会問題が次々と提示されますが、いずれも深い掘り下げには至っていません。社会の搾取構造を描こうとする明確な意図は伝わるものの、多くの問題が「物語を駆動させるための背景装置」として消費され、深く踏み込む前に次の展開へと押し流されてしまいます。寓意がわかりやすい反面、人物描写や社会制度の捉え方が単純化されているきらいは否めません。

中盤以降のゲーム制作の設定や終盤の仕掛けも、こうした脚本の強引さを象徴する部分です。小山内が持つオタク的な技術や知識が生存の切り札へと転化していく構成自体はカタルシスがありますが、その展開を成立させるために逆算して用意されたような印象も強く、物語上の都合の良さが透けて見えます。B級モンスターパニックの勢いとして許容できる範囲ではあるものの、伏線回収の鮮やかさというよりは、力技で強引に着地させたという感触が残りました。

笑いの扱い方についても、本作の強みと弱点が表裏一体となっています。小山内の間の抜けたリアクションや、凄惨な状況にそぐわない軽妙さは、物語を陰惨なトーンに沈ませないための防波堤として機能しています。鈴木福の持つ愛嬌があるからこそ、観る側は彼を見放すことなく最後まで寄り添うことができます。しかし、下ネタや過剰なギャグが連続すると、せっかく積み上げた緊迫感が削がれ、根底にある社会問題の重みまでが軽く見えてしまう瞬間がありました。本作のユーモアは、アニマルパニックとしての間口を広げている一方で、社会派ドラマとしてのシリアスさとの間に、最後まで埋まりきらない溝を生んでしまっています。

ヒグマの特殊造形に対する評価も、作品全体の受け止め方と深く結びついています。本作のヒグマは、リアルな動物の再現ではなく、明確な意図を持って「怪獣」として演出されています。二足歩行で立ち上がり、人間と取っ組み合い、圧倒的な質量をもって画面内を暴れ回る姿は、現実の熊の脅威というよりも、特撮ヒーロー番組やクリーチャー映画の系譜に連なるものです。その分、現実的な恐怖感は薄れますが、代わりに「人間社会のルールが通用しない外部からの異物」としての存在感が際立っています。

CGの滑らかさに頼らず、造形物ゆえの不自由さも含めて撮影することで、ヒグマは「生き物と怪獣の中間」という独特のポジションを獲得しています。そのぎこちなさをチープと断じることもできますが、俳優と同じ空間に物理的に存在し、泥臭くぶつかり合っている感覚は、本作のアクションシーンに他にはない生々しい手触りを与えています。現代の日本映画において、ここまで堂々と特殊造形のモンスターを躍動させたこと自体、ジャンル映画に対する力強い挑戦の証と言えるでしょう。

総じて本作は、闇バイトという現代的な犯罪と、ヒグマという自然の脅威を激突させることで、社会に食い物にされる若者たちの姿を、文字通りの「捕食劇」へと変換してみせた野心作です。社会派映画としての掘り下げの浅さ、脚本の強引さ、笑いのトーンのブレ、そしてヒグマの造形の作り物らしさなど、欠点がないわけではありません。それでも、加害者になりかけた青年を単純な悪と切り捨てず、人間社会の虚飾や言い訳をヒグマの圧倒的な暴力によって粉砕していく発想には、本作ならではの鮮烈な面白さがあります。深刻な社会問題を血飛沫と笑いでコーティングする危うさを抱えつつも、内藤瑛亮監督の冷徹な社会への視線と、怪獣映画への熱烈な愛情が奇妙なバランスで同居している。その荒々しい力技にこそ、本作の抗いがたい魅力と、同時に拭いきれない限界が内包されていると感じました。

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