全国民を巻き込んだ爆弾テロ犯との攻防戦

と、PRに書いてあるが、全国民巻き込まれません。新幹線が爆発するだけのお話で大した攻防戦もないです。

そこにドラマはありません

犯人の動機もあり得ない
大人たちの妄想の中の犯人像

問題はすべてステレオタイプなキャラクターたち

人気を取り戻したい女性議員
目立ちたがり屋のYouTuber
訳あり犯人風のこわもて
うるさい学生諸君
正義感の強い若手職員
薄っぺらい政府関係者
最強のJR職員(スポンサーへの配慮)
問題を明らかに抱えている女子高生

これだけでも、どれだけステレオタイプか
一目でわかるキャラクターたち

脚本が悪いとの意見も多いが、
日本の脚本は大物でもない限り
監督とプロデューサーの意向が80%という
のが事実
プロデューサーたちに問題がある

主演風にしてるけど
車掌の草なぎ剛はなにもやらない
犯人の首を絞めようとするところがあるが
感情がよくわからない
だから、感情移入できない
彼の演技力と魅力を存分に発揮する場面はない
勿体ない

この物語は
管制室の頭がきれ、仕事に忠実な男
斎藤工が活躍する話です

特撮監督とか関係ない
VFX凄いだけの映画なんてもう時代遅れ
それも映画館で上映しないという矛盾

ストーリー展開は
まるで海外映画をパクった
シンプルかつ豪快な映画風を装っているが
まるでなってない

間違いなく参考にしている
韓国のゾンビ映画の新感染のように
人間ドラマとしての見せ場がない
キャラクターたちに魅力がない

草なぎ剛をこんな無駄遣いするのは
理解できない

日本のNetflixはドラマには強い
映画はまったくダメ


追記予定

ネタバレはブログに書きました↓
https://x.gd/xo8jc
配信映画なのにゴリゴリの劇場向きの映画だった。映像と音の迫力が強過ぎて鉄オタじゃない私も楽しめた。俳優の演技が最高だったのものの、個人的には過剰でくどかった演出と脚本。

この映画、なんで上映しないんでしょうか？
世界最速試写会に参加させていただきましたが、めちゃくちゃ映画館で観てて楽しい作品でした。

エンドロールでとんでもない数の会社が出てきたので大人の事情なのでしょうか。

考えもつかない、新幹線ならではの展開はあるものの、映画観てきている人なら先が予想できてしまう内容な気がします。

シン・ゴジラが好きで、ゴジラ-1.0がそこそこ嫌いで、シン・ウルトラマンが嫌いだった私にはそんなに刺さりませんでした。

本作はエンタメ100％です。リアリティよりもエンタメに振り切っています。
そういう作品が好きな方はもってこいの大作だと思います。

新幹線のシーンが多いですが、全く乗り物に興味がない私でも退屈しなかったので新幹線がめちゃくちゃ魅力的に撮れていると思います。
鉄ヲタの方や乗り物好きの方もめちゃくちゃ楽しめるんではないでしょうか。

製作費いくらかかったんだろう。
とんでもない迫力のある映像が続きます。
内容はテレビドラマのような印象で、個人的にはそんなにでした。
映像のクオリティはどう考えても劇場クオリティですが、内容的にはNetflixで家族で楽しくみるのにいいと思います。

#Filmarks試写会

VFXに全振りした鉄オタ向け映画（褒めてる）

楽しみにしていたリブート版が本日から配信開始。で、早速見させていただきました。


■ 全体的な感想（ネタバレ無し）
ひとことで言うと、
『前作のようなヒューマン・ドラマ性を犠牲にして、列車のVFX特撮に全振りした特撮映画』 。

前作の高倉健と宇津井健のヒリヒリしたやりとりや、テロ集団に走らざるを得なかった貧困・格差の背景など、前作が評価された一面でもあったヒューマン・ドラマの要素はほぼ無く、このあたりを期待して見ると肩透かしを食うかも。

また、個人的には眼福でしたが、かなり鉄道マニア向けの内容になっており、まさに樋口監督による「シン・ゴジラ」ラストでゴジラを攻撃する、”無人在来線爆弾” を思わせる雰囲気がありましたね。

ということで、前作とはかなりテイストの違う作品になっており、賛否は分かれそうですが、個人的には、これはこれで楽しめた作品でした。


■ 前作との比較
基本的には、1975年の前作と同じで、ある一定の速度を下回ると爆発する爆弾が仕掛けられた新幹線をどう止めるか、が描かれるパニック映画。

ただ、驚いたのは、1975年の前作と同じ世界線にある続編だったこと。”リブート版” というよりも、正統な続編でしたね。

もちろん、迷惑系ユーチューバーが登場したり、クラウド・ファンディングが登場したりと、内容はアップデートされていましたが、基本的に列車内で出来ることって昔とそんなに変わってないので、前作を見るような懐かしさも感じました。

また、終盤の、総合指令書の笠置（前作の宇津井健の役どころ）のセリフなど、随所に前作のオマージュが散りばめられており、前作と比較して見ると面白いかも。


■ 気になったところ
気になったところは二つあって、一つは、俳優陣の演技。

主役の草彅剛さんや、運転士ののんさん、豊島花さんなど、主要メンバーはさすがの演技でしたが、全般的に漫画っぽいキャラクター設定でオーバーアクトの配役が多く、気になりました。
このあたりは俳優というより演出なのかもしれませんが・・・

あと、個人的には、斎藤工さんの低温な演技は、あれで良かったの？っていう気がしてならないのですが、皆さんの感想を聞いてみたいところ。

もう一つは、やっぱりドラマ性が薄いことですね。

本作、135分と結構長いのですが、キャラクターの背景描写はほぼ無いので、登場人物に感情移入することは難しく、それどころか、爆弾についての説明もほとんど無いので、監督はとにかくVFXで新幹線を動かしたかったんだな、と思いました。

今回、ネタバレ無しで犯人のことは全く書いていませんが、見てると多分、すぐに犯人は分かりますし、同時に、それはいくらなんでも無理なのでは？と思うかも。

このあたりからも、今作、あまりストーリーには重きを置いてない感じです。


■ とはいえ
東北新幹線 E5系のVFX映像は素晴らしく、鉄道の仕組みをフル活用した展開も興味深々で、鉄オタ味のある私にとっては、眼福映画でした。

まさか、後継試験車両のALFA-Xまで見れるとは、、ありがとうございます！🤩

あと、「大豆田とわ子と三人の元夫」で松たか子さんの娘役やってた頃から光っていた豊島花さんの成長した演技がたくさん見られて良かった。うん。