このレビューはネタバレを含みます
高低差や距離感なんのその、と空間的障壁をも縮め又は広めてしまう、ズームトラッキングなんでもござれの長回しの人・相米慎二だが、それだけではなくレストランでの足のカットや飛行機雲などの風景描写などサッと入るアップの良さも光る
田畑智子の服や、赤い陽の光、青みがかった夜の描写、美術の豊かな色彩等々、色の映画でもある
彼岸を思わせる立ち入り禁止の看板をまたぐレンや、縁側や湖のイマジナリーラインを超えるとこ、死を意識させる演出は怖いくらいだった
他にも好きなとこはあるがとりあえずこの辺で、久しぶりにいい児童映画を見た