じぇいらふ

犬の生活のじぇいらふのレビュー・感想・評価

犬の生活(1918年製作の映画)
3.9
🎩🦯フォーエヴァー・チャップリンは制覇するぞシリーズ15①🐕

長く続いたチャップリンシリーズも遂に最後㊗️ここは初期作品に戻って、再びあの放浪紳士チャップリンの素晴らしさを振り返る~チャップリン・レビュー、初期傑作短編3作品です。

作品は『犬の生活』、『担へ銃』、『偽牧師』。1959年チャップリンが自ら音楽をつけて、ナレーション等でまとめた編集版。
こうしてみると『黄金狂時代』もそうですが、チャップリンは自作を結構、現代風にその都度作り直してますよね。常に今の観客を意識してますね。

最初に~自己紹介と映画撮影の風景のドキュメンタリー??風のコメディ笑。メイク前の素顔のチャップリンが俳優達とのギャクシーンリハーサル風景とか面白い。こういうのあるんですな。


『犬の生活』(1918年)

🎞️明け方 ボロ壁に寝そべる我らがチャーリー 犬🐶登場 警察に見つかって追い出される~はじまり

📖放浪紳士チャーリーは、住む場所もなく、職業安定所に行くも失敗続きで職にもありつけない。そんな時、1匹の犬を助けて友達になる。犬と共にお金もないのに酒場に入ったところ、美しい歌手の女性に出会う。。。というおはなし

まず犬🐕の演技がすごい。沢山出てくるがみんなよく演技しとる。チャップリンの相棒の犬がもっとも演技上手い。おとなしい。この頃から動物役者っているのね。
貧乏だけど、犬を拾って育てるの『キッド』っぽい。

酒場での歌手は、やはりの初期チャップリンの定番ヒロイン=エドナ・パーヴァイアンス。ここだけ歌が流れる。こういうのチャップリン・レビューでの後付け音楽か?

強盗の財布を拾った(掘り当てた笑)からの、酒場での怒濤の展開はひたすら面白い笑。
二人羽織ネタは世界共通このころからあるのね。というか今まで見た二人羽織ギャクで一番面白いと思った。細かい手の動きとか、気絶した強盗をいちいち何度も気絶させる笑とか
その後の財布を巡ってのドタバタ~屋台(シドニー兄!)での銃撃戦とかここら辺はもう怒濤の面白さです。

最後ハッピーエンドとは?!めずらしいのでは?

後期作品もいいですが、やはり初期放浪紳士チャップリンスタイルが一番しっくりくる→②『担え銃』に続く。。。