戦い

乱の戦いのネタバレレビュー・内容・結末

(1985年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます



美しい画面(カラー!)、華美な衣装、高すぎる城、秀虎のメイク、死にまくる登場人物、順々に回る大仰な台詞などシェイクスピア未履修なんだけど、黒澤がシェイクスピアやってんな〜となる。皆死ぬので逆にメロドラマなのだけど、ちゃんと毎回ギョッとするし、数日前の長閑な巻狩りから一族郎党耐えてしまう運命に感じ入る。夢の演出とか三の城の惨劇とか鶴丸の最後とか。楓が、死んでまえと宿願を果たせてよかったねの気持ちがちょうど半分でキャラ造形が凄い。狂阿弥(狂なんだ)と秀虎の関係がよかった。登場人物と舞台装置の間を行ったり来たりして、今なら絶対アヴちゃんがやってそう。三兄弟を数と色で記号的に表してくれて助かる。
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