ロバート・アルトマン傑作選。『雨にぬれた舗道』『イメージズ』『ロング・グッドバイ』の3本。有名作ではない日本初公開未ソフトを含む貴重な企画。知っているのはアルトマンで一番好きな『ロング・グッドバイ』だけ。公開50周年記念で、スクリーンで観るのは初めて。観るのも久々ですが、、、やっぱりこの独特の雰囲気✨最高👍👍👍👍👍アメリカ映画🇺🇸の最も洒落たかっこいい作品と勝手に思ってます✨
🎞️アパルトマンで男が目覚める。夜中でもお隣の女の子達がうるさい。猫🐈を飼っている男は、いつもの猫の餌がなくなったのでスーパーに買いに出かける～はじまり
📖私立探偵フィリップ・マーロウは、ある日友人テリー・レノックスが追われる身になったとのことで、メキシコへ逃す手伝いをする。その後、警察に踏み込まれて、容疑者として取り調べを受けることになる。テリーの妻が殺害されて、夫のテリーに容疑がかけられていたからだ。テリーの自殺が発見されて釈放されたマーロウは、釈然としないまま、別の依頼を受ける。有名な作家ロジャー・ウエイドの妻アイリーンが失踪した夫を探して欲しいとのことだ。。。というおはなし。。。ほら探偵ものはあらすじ長くなっちゃう笑
⚠️ネタバレはやっぱり厳禁だよね作品ですのでギリギリまで😆
レイモンド・チャンドラー原作『長いお別れ』のアルトマンによる異色の映画化だそうで。原作を読んでないのでわかりませんが、かなり違うみたいですね。原作ファンには不評みたいですが、映画としてはとても面白い。映画化の脚色はどこまでいいのか？問題。映画は予備知識なしで見るべき派です。こんなに面白いなら、多少原作と違っててもいいじゃん派笑。
主役フィリップ・マーロウ役のエリオット・グールド最高です。こういう作品は主役が中心でストーリーが進むので、主役の存在感、キャラクターの魅力が映画の成否の根幹といってもいいですが、ほんと素晴らしいです。クールだけど、猫の餌買いにいったりとか、どこかおとぼけ感があって、それでいて権力とかでかい敵には立ち向かう、、、ヒーローですな。どこ行くにも、どの場面でもタバコ🚬吸い続けるの時代ですなあ。他人の家に銜えタバコで入るという、現在では不可能な場面の連続笑。
アルトマンは原作と変えて、70年代のLAの雰囲気満載で作ってます。雰囲気がひたすら怪しくていいです。登場人物も次々変な人たちが出てくるし。。。
あの不思議なお城みたいなアパルトマン。
お隣はいつも怪しい儀式みたいなことやってる若い女性達（もう絶対ク○リ💊やってるだろ？感）
スーパーの店員が、次の場面で逮捕されてたり笑
いつもモノマネばかりしている警備員。自分はネタ元知ってたから楽しめた。上手いですよ笑笑。
一応ハードボイルド探偵モノって結構ストーリー複雑だったりして分かりづらいんですけど、
この作品は割とストーリーわかりやすいし、なによりちょいちょい笑えるネタぶっ込むので、ずっと楽しめますよね。
音楽は、もはや歴史的映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズ先生！あの素晴らしい歌「長いお別れ」のメロディは先生なのね！流石です！！なのに、他の作品が有名過ぎてこの曲ほとんどお目にかかれないんですよね😭配信でも見つかりづらい。しかしこの作品ではこの曲が雰囲気づくりにとても重要で、おんなじメロディが手を変え品を変え、編曲やら楽器やら変わってずっと鳴り続けるという、映画音楽の手法としてもめずらしい作品ですね。バーでピアノ弾いてたり、メキシコいくとメキシコ調になる。エンタメ作品とは違って、結構実験的アプローチなんですな。ここら辺もこの作品が他の作品にはない独特の雰囲気を作り出してます。
アルトマン独特の映像テクニックもすごいです、、、
車でくるくる移動しながら外を眺めるマーロウの長回し
海辺のロジャー家での、外での海岸のマーロウと家の中のロジャー夫婦のオーヴァーラップ（これ映画館でないとほとんどわけわからないのでは？）
ロジャーの海辺のあのシーンでの、長すぎる長回し、、、深田晃司監督『本気のしるし』でやってみたという長回し
ロジャーの妻の運転する車を追いかけるマーロウの事故シーンとか、、、次々とすごいなあと見所だらけですわ🎥
登場人物といえば、あのイカレタヤクザの恋人に酷いことするのもそうだけど、「裸になれ！」とか笑。そのシーンにはなんと？！あの、、、アーノルド・シュワルツェネッガーの無名時代のお姿が観られます、、、ああ？！いた！！みたいな笑わかりやすい笑。肉体派！これはもう後の時代の人だけがが楽しめる特権ですよ🤣
。。。謎が謎を呼ぶ展開。はたしてマーロウは真実にたどりつけるのか？？
あの伝説的にクールなラスト大好きです。これは是非映画館で観ろですよ🚗🔫🚬
アルトマン面白いので後2作品楽しみです。
