猿山リム

死霊の盆踊りの猿山リムのレビュー・感想・評価

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)
4.3
 いやいや。
 この映画を観ようと思った人は、この作品がどんなに酷いか知っている人だと思うんだ。
 異人さんたちが櫓の周りを盆踊りする映画と思ってみる人はいないわけで。
 タイトルに惹かれただけの人がいたとしても、ジャケットの説明に「平坦な演出」「ダイコン演技」と内容の酷さが書いてあるレベルだし。

 伝説のゾンビ映画。
 まぁゾンビの要素は皆無。
 おっぱいの要素は盛り盛り。

 満月の 夜は墓場で ストリップ

 あらすじを紹介するのが難しいんだけど、まぁ、裸の死霊がおっぱい揺らして踊るシーンが連続する映画。
 裸で踊る女優がなかなかおらず、プロのストリッパーが演じているらしい。
 そのツボを押さえた乳揺らしは、プロの揺らし。
 踊り子さんに手を触れないのもストリップ仕様。

 ホラーとしての恐怖演出は皆無。
 エロティックな演出は生乳揺らしどまり。
 その存在がコメディという半端ないバランス。

 特典に監督が当時を振り返るインタヴュー。

 テレビや映画でおっぱいが観られなくなった昨今。
 映画で存分におっぱいの揺れるシーンが観たくなった時にいいんじゃないだろうか。
 そう。パンツは履いている。
猿山リム

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