ペンタゴンペーパーズを見て、ウォーターゲート事件に興味が湧いたので鑑賞。
町山さんの映画塾や事件のことを調べたりしてある程度予習したつもりでしたが、ウォーターゲート事件の全貌を理解させようとしていない作品で、ワシントンポストの記者がウォーターゲート事件の真相をどのように暴いていったかを、ほぼ主観的に描いているだけなので、チンプンカンプンでした。その上、頭が堅くバカなので尚更…
ただし、ジャーナリズムを事細かに描いたという点ではとても面白い作品でした。
ゼロから始めて、地道にネタを掴み、ボロが出たところをすかさずキャッチ。とにかく地道に一歩づつ進めていく、その姿を見ているだけでもとても面白かった。
タイプライターをひたすら打ち、電話を片っ端からひたすらかけていく。普通、画にならないようなものも、この映画では素晴らしく感じます。特に、ロバートレッドフォードが電話をするシーンは凄かった。まさか電話するだけでこんなに感動するとは。
ペンタゴンペーパーズを見た時も感じたが、「ジャーナリズムとは」をひたすら考えさせられる。たとえ相手が強大であっても、己の意思を曲げずに、銃ではなくペンで世を変えていく。これぞ、ジャーナリズムの真髄。
理解するためにもっと見るでしょう。でも、それまでにウォーターゲート事件についてもっと知る必要があると感じた。シークレットマンやウォーターゲート事件を客観的に取り扱った映画を見たいと思う。
ベンブラッドリーは今作でもアツイです。ペンタゴンペーパーズを見ていると、彼のセリフがズシンと来ます。
主観的評価 37点
客観的評価 42点
79点