三角

ルパン三世 カリオストロの城の三角のレビュー・感想・評価

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カリオストロの城、超ハイテク城。ラピュタかよ。
クラリスの部屋の月と星の壁紙、
空中で西洋建築の屋根を歩くルパン、
崩壊する巨大なものを三つ巴の勢力が呆然と眺めるラスト、
様々な宮崎駿その後の作品要素が見つかってびっくりした。
ルパンがクラリスにはじめて会ったのはクラリスが少女だったとき、風立ちぬかよ、いい加減にせえよとは思った。

俺は贋札ものが大好き。悪事で結託した各国為政者に国際会議(?なんの会合?報告会?)から銭形が放逐されるくだりよ...

ルパンに振られた直後にも関わらずやってきたワンちゃんに駆け寄ってしまうあたり、クラリス別にルパンに心盗まれとらんな...と今見るとわかる。あなたの心です。は状況説明台詞じゃなくて銭形ロマンチスト描写だ。カールは生き別れの愛犬だったとしてもなお。クラリスは次元にも五右衛門にもあのような態度をとっているし、ルパンとアクロバットをやっても一切ビビらない。盗賊映画に登場するに足る常軌を逸した人物である。

今回の五右衛門。遅れて到着した五右衛門、次元の車に乗って燃えながら落ちてくるルパンの衣服をスパッと斬り鎮火する。

カリオストロ家の結婚式、流石にKKKすぎんかと思った。しかし膨大な出典がありそう。伯爵の黒い山羊の衣裳はナルシシズムが過ぎる。ウケる。
意義なき時は沈黙をもって答えよ。
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