このレビューはネタバレを含みます
傑作だと散々聞いていたし面白いに決まってんだろとわかっていたわけなんだけどね。めちゃ泣くとわかっていたし実際全くその通りだったわけなんだけどね。
作り込まれ違和感のないマイノリティの生活風景。物語に完璧に奉仕しつつも実体感の伴う登場人物たち。パーソナルなのに超普遍的感動。アニメの最先端、ピクサーがいちばんすげぇんだよ結局は！と思った！………ピクサーがいちばんすげぇ。あの夏のルカ、ソウルフルワールド全て見たい絶対に。でも………思ったのはマジでキャラ全員LOVEいんだけど中学生の頃の自分がどう思ったかはわからない…ってこと。
マジで不明。
こんなんじゃないんだが？とか思うのかな、天邪鬼に…
昔から美化された自分らのことが戯画的に描かれているのが嫌いで(具体的には、オタ恋)それよりも自分が成っていきたいと思えるような奴らをルックアップしたいよていうことをずっと中学生のころから物語に期待してきた。ドラえもん(のび太はだいたいの読者より愚かな存在として描かれている)とかクレヨンしんちゃん(親しみやすいと思ったことはない、下品すぎる)じゃあダメなんだよ。ていう。
目が切れ上がって生意気な少年の絵じゃないとダメだったじゃん！あの頃は！とは本当に思った！
ご親戚ファイブが出てくるシーン全部大ウケしちゃった。フェアウェルでご親戚エイトが(意図せず?)アベンジャーズみたいに歩くスローのシーンがあって爆ウケしたこと思い出したけど、こっちは"ガチ"だからね。 来る の霊能者並みの外連味。
お母さんから電話きて動揺するお母さん可愛すぎる。今年イチ笑った。てかお母さんのビジュはかなり好きだ。普通に常に美しい女性の範囲にちゃんと収まっていたよね、あんなにウザいのに。すごいバランス。主役のメイメイよりもすごい拘りがかけられてそう。
でもやっぱりイズミカーティス師匠とかリザホークアイ中尉とかだったじゃん、子供の頃の俺の好きだった女は。中学生の俺が見た時お母さんをどう思うのかわからない、マジで不明…メイメイのことはこんなんじゃないんだが？とか天邪鬼に思うと思う😅今だからメイメイを愛せるけど…
お母さんのレッサーパンダの話題が出てもその時の思い出のインサートがない時点でなんらかの形でお母さんパンダ登場する、とか儀式につかう歌はなんでも良いと聞いた瞬間ほーんじゃあ4townの歌でもいいわけだ？とか全部詠めるんだけど、全部が想像の40倍のスケールで展開するのでマジクソ驚き面白い最高。まさかお母さんパンダがアリーナを破壊するとは思わない。ご親戚ファイブもパンダになってくれると思わない。最高すぎるあの展開。
てか近年爆流行りしてる子供の頃のお母さんに会いに行く話やんけ！秘密の森、君どう、アリスとテレス先行作品やんけ！君どうより全然優れているよ！と思った。
子供の頃の親に会いたい話もう何見ても涙を禁じ得ません。でも親と恋愛したい気持ちはよくわかりません。親をケアしてあげる話には爆泣き。
最後のレッサーパンダ興行で借金返済！オチはどう捉えたらいいのかちょっと迷った。軽薄におもろいやんけ！😄笑とは思うんだけど、アナ雪1️⃣のエルサのように、結局このような極端な個性は見せ物にしろってことなﾜｹ~~~？という批評がどこかから聞こえてくる！でもなんか、これって監督のことなんだよな…ドミーシー監督は、自分を動揺させる世界の出来事、内面の葛藤を大切に失わずに生きて、それを操って今、表現している。マジで仕事にしてこんなに素晴らしい映画を作ってのけているのだと思うと、絶対に肯定したい！！！！！！！！！！！！と私は思った！！！！！！！！！！
