LocDog

セックスと嘘とビデオテープのLocDogのレビュー・感想・評価

4.2
「ナイスですね~!」-村西とおる



インポ野郎がおんなのひとにえっちな体験をインタビューして興奮する映画である。

スティーブン・ソダーバーグの初期作品だが、「オーシャンズ11」みたいな作品を撮りつつも、こういったドラマをたまに撮る。

非常に上手くやる監督だ。

人がセックスを求めるのはとても単純なことだが、それが関わると簡単なことを複雑なことに変えてしまう。

そのマジックはタイトルからも来ている。

ウソとビデオテープだけではヤバさが無いものの、ここに”セックス”が入ることによって前後の言葉にヤバさを感じる。

が、これには逆もある。

セックスをすることによってはっきりとしなかったことが、より鮮明になることがあるということだ。

こういったロジックをうまく使いつつも、実際の問題は”セックスをしたか、してなかったかではない”という本質をついてくる。

ソダーバーグはそうとうなヤリチンに違いない。
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