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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のLocDogのレビュー・感想・評価

4.0
「ジェームズ・ガンは帰ってくる」


仲間のアライグマが傷を負ったので48時間以内に助けるというお話。

ジェームズ・ガンが過去におちゃめな発言をしていたのをディズニーにマークされてしまい、マーベル脱退を余儀なくされたガンだったが、DCの『スーサイド・スクワッド』やドラマ『ピースメイカー』とあちら側で活躍。

一時はvol.3の監督に再雇用される可能性は低いとみられていたのを、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の主要キャスト&ファンたちによる彼の復帰を求める著名活動のおかげで、奇跡の復活を遂げる事ができた。

手のひら返しがずるいな。ディズニーよ。

とはいえ、そんなこんなでvol.3が無事に完成。ジェームズ・ガン、カムバック。めでたし、めでたしでございます。

面白いことに、今回のジェームズ・ガンの復活劇は、本作のテーマにピッタリと繋がる。優生思想をもとに、完璧な生命体を求めたヴィラン、完璧じゃないからこそ個性があって美しいと主張するGotG達。この対立は、まさに”ディズニーVSジェームズ・ガン”の構図を思い浮かべてしまう。

最後に笑うのはどちらか、それは彼の復活を見ても明らかだろう。

現在、ジェームズ・ガンはDCスタジオの共同会長兼CEOに就任&DC映画全体のクリエイティブ面を統括すると共に、監督と脚本を手掛ける『スーパーマン・レガシー』の制作に入っている。おまけに、ドラマ『ピースメイカー』のシーズン2制作も決定しているそうだ。

マーベルを離れても、家族なのには変わらない。繋がりは場所ではなく、心だからだ。

伝説のスターロードは帰ってくる。
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