色々な意味で刺激のある映画だ。
うまくは言えないが、捉えどころのなさがクセになるとでも言えばいいのか。
セックスに対しての感じ方や、とらえ方など皆屈折している。この映画に出てくる主要な4人もそう。
面と向かって言えない事がカメラを通せば本音をポロリ。
人間とはそういうものだよと関心させられる。
ソダーバーグが映像作家といわれる所以はこのデビュー作でも明らか。
しかしこれほど思考性が問われる映画もないだろう。
一応の結末はあるが、皆最初と違う顔をみせていることも見逃せない。
何ともいえぬ余韻をもたらす1作。