どーもキューブ

父 パードレ・パドローネのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

父 パードレ・パドローネ(1977年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

タビィアー二兄弟監督、越えるべき人間、それは父



 2009年4月23日 9時45分レビュー

 

バオロ&ヴィットリオタビィアーニ監督脚本。カンヌ映画祭グランプリ、国際評論家連盟賞受賞。


本作高評価の旗が、見た当初、各雑誌立ち並んでいた。


鑑賞一回だけの本作。ソニービデオだった。


事実だから驚く。

イタリアの羊飼いの父。

厳格で学問を捨て、幼い頃より非情なる躾。その様がすごかった。

イタリアの映し出される閉鎖時な土壌、自然、孤独。

父と息子の張りつめた生活。

あることがきっかけで、息子は道を変える行動に。

自然を味方にすることに専念させ、勉強をないがしろにする父。

淡々と耐え忍ぶ子供。

牧歌的風景に響くしつけの父と子供。

両者の関係が固い絆というより、愛憎が色濃く混じり合う泥臭い関係にみえた。


また、大変なお仕事だけに今もありうるのかな?とも思わせてしまう印象だ。や、ありますよね、、!


僕は父役の人がかなり怖いのでよくおぼえてるのだが、親子の精神的なトラウマホラーに見えた。

しかし、今越えるべき父を思うに成長したたくましい自分に
涙する。

一度の鑑賞だが、かなり良く記憶している
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